マツコ・デラックスや中村うさぎなどキャラの濃いコメンテーター陣の駆け合いが人気の情報番組『5時に夢中！』（TOKYO MX）。9月16日は、金曜日のコメンテーター・中尾ミエに加え、元・光GENJIの諸星和己がゲスト出演しました。冒頭から2人はハグを交わし、諸星は「ミエさん、今日も線香臭いなー」と軽口。それもそのはず、2人は知り合ってから24～25年で、仲良くなってから10年という仲なのです。そんな2人のじゃれ合いと今だからできるぶっちゃけ話がこの日の見どころでした。

番組が独自の視点で気になった記事をピクアップする「夕刊ベスト8」のコーナーでは、記事にちなんだゲストへの質問が飛び交います。「『感動の再会』で何かありますか」という質問に、光GENJIの他のメンバー、佐藤寛之、山本淳一と再び組んでチャリティーイベントをしていることを挙げました。すると、司会のミッツ・マングローブが「なんで7人集まらないの？」と質問。諸星は「大人の事情で。ひとりお勤めに行ってるし」とあっけらかんと現在服役中の赤坂晃のことを示唆していました。他のメンバー不参加にももちろん事情がありそうですが、「徐々に増やして行きますよ」と今後の展望を。

「グループ内で嫉妬はなかったか」という質問には、「みんな僕にパスをくれるから、僕の中では嫉妬はなかった」。当時諸星ファンで、「主食にしていた」というミッツが「『1＋6』みたいなグループでしたよね」と評すると、「解散するころには僕が光GENJIであとはその仲間たちみたいだった。グループやチームはそういう方がいい」と独自のグループ論を展開。でも、「他のメンバーにオーラ消せって言ってた」と笑わせるところが憎めません。

10年前に渡米し、永住権を得た諸星。渡米の理由を聞かれると、「解散すると人って去っていく。スタッフもファンも。寂しくなって僕のことを知らないところに行こうと思った」。そして、「静岡から出てきた田舎育ちなんで、港区じゃなきゃだめ。港区じゃない都会と思ったとき、出てきたのはニューヨークだった」と周りを笑わせました。少ししんみりする話の中にも彼独特のポジティブさが出てくるので、見ているこちらに希望を与えてくれます。

変わって、諸星に質問をするコーナーに。「天狗伝説」を問われたとき、諸星は「アイドルって、天狗にならなきゃおかしいです」ときっぱり。「僕は悪くない。周りが悪い。持ち上げるから」と言い放つところはもはや気持ちがいいほど。そして「今のアイドルの許せないところ」については、「今のアイドルってバカじゃないところが嫌。アイドルはバカじゃないといけない」とこれまた独自の見解を披露。「（自分は）だからこそハチャメチャできたし。今の子は先を考えながら、これを守っていくっていうことをやっている」。今のアイドルが諸星のようになりたいかと問われれば、皆NOと言うかもしれません。最後には「今のアイドルにも頑張ってもらいたい。ミエさんたち年配にも皇潤飲んで頑張ってもらいたいな」と、ちゃっかり番組スポンサーの名前を出しつつまとめていました。

デートスポットを紹介するコーナーでは、「最近デートしないね。ガールフレンドはいるけど、添い寝する付き合いじゃない」と最近の女性事情を明かしていました。また、アイドル時代は人目を忍んだデートを楽しんでいたそうで、後輩による影武者作戦や変装はしょっちゅう。マスコミに追いかけられる分、お相手の女性に会えたときの喜びがひとしおだったそう。ミッツが「写真系のスキャンダルなかったよね」と振ると、「うん、もみ消してたね！」と茶目っ気たっぷりに答えていました。

彼いわく、ファンクラブの会員層は、従来の女性ファンに加えその旦那さんや子どもなどに広がっているそうです。過去ばかりフィーチャーされがちですが、新たな活動にも積極的に取り組むなど前進している感のある諸星。痛風持ちでもあるので、そろそろ「添い寝」をしてくれる人を見つけて安心させて欲しいと願うファンも少なくないかもしれませんね。