ニュー『KAT-TUNスタイル』に垣間見える田中聖の細やかな演出

2011.10.8

毎週月曜から木曜日に放送されていた『KAT-TUNスタイル』(ニッポン放送)が、10月から週1回(金曜日23時40分)に“縮小”されてしまいました。

それでもパーソナリティの田中聖と田口淳之介による「お便り」コーナーは健在です。

リスナーいわく、

「先日の放送で、聖クンが“セミは鼓膜がないから音は聞こえないらしい”って言ってましたよね。セミ、鼓膜あります」

「田口クンのウエブの連載についてですが、美味しそうなバーベキューのえびの塩ダレ焼きのところで“えびの肝を抜いたり”とありましたが、それは背綿です」

田中は思わず、「気をつけないと、オレとお前、連載も危ないぞ」と反省の弁。

もちろん、本当に危なかったら、あえて「揚げ足取り」の「お便り」を選ぶことはないでしょう。

自虐をネタにできるというのは、ファンとの距離を縮めるとともに、進行に自信があってこそのことです。

NEWSの小山慶一郎が、加藤成亮の家に“お泊まり会”にいった話をしていたがKAT-TUNはどうかという質問に対しては

「昔は、実家のときはあったよな。お前のところも2回ぐらい行ったことあるよな」(田中)

「俺は誰の家にも行ったことない。泊まったことない」(田口)

「田口ある。上田ある。中丸は家に上げてくれなかったから、家の前の公園のベンチで寝た。で、中丸は部屋のベッドで寝た」(田中)

「マジ、サイテーなんだけど(笑)、中丸クン」(田口)

「入れたくないなら、何でお前の地元で遊ばされたんだ、オレ(笑)」(田中)

なんともすごい暴露ですが、ここには田中の思惑もあるでしょう。

ジャニーズのグループは、ある程度の緊張感を想像させるものと、嵐のように「仲良し」とがありますが、KAT-TUNはもちろん前者でした。

ただ、赤西仁時代は、その「緊張感」がいわゆるガチの不仲であることがわかったために「緊張」を超えてともすれば殺伐としたものがあり、その反動で5人になってからは雰囲気がぐんと良くなったといわれました。

ですが、あまり「仲良し」のイメージが強くなってしまうと、逆にKAT-TUNの価値がかわってしまいます。

そこで、この番組のネガティブなお便りが意味を持ってくる。田中のことですから、そのへんまで考えていることでしょう。

これからも、「不仲」や「揚げ足取り」のネタが出てくると思いますが、少しだけハラハラしながら楽しみましょう。

「KAT-TUN情報局」もある『Jマニア125』は11日の発売です。

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