9月1日放送の『もしもツアーズ』（フジテレビ系）に今井翼がゲスト出演しました。この日は焼肉スペシャルと題し、都内の“3大ビックリ焼肉店”を訪れることに。冒頭のトークで、レギュラーのKis-My-Ft2・北山宏光の焼肉好きが発覚しますが、キャイ～ンの天野ひろゆきに焼肉に行く頻度を聞かれると、まさかの「週5」。好きな部位については、「最近はハラミとか。レモンでいただく感じ」とツウっぽく答えていましたが、いくらなんでも食べすぎな気がしますね。

北山の焼肉トークで盛り上がったところで、キャイ～ン・ウド鈴木と今井が「ウッキー＆翼」として登場し「Venus」の替え歌「カルビーナス」を披露。驚くことに、今井はウドに勝るとも劣らないハイテンションです。北山がウドに向かって「うちの翼さんにどんなことやらせるんですか!?」と詰め寄ると、横から今井が「北さ～ん！」と呼んで笑いを取ります。今井は大阪へ行くとよく焼肉を食べるそうですが、ウドが「大阪美味しいよねー！」と共感すると、「う」を強調して「うまいなぁ」と大阪のイントネーションで答え、さらに笑いを誘っていました。

焼肉のスペシャリスト・松岡大悟氏同行のもと、まず訪れたのは葛飾区・立石商店街にある290円均一の焼肉店「大衆焼肉　ゴチニク」。ここでも今井のテンションは下がらず、ウドと共にカメラ目線でヨーデルの焼肉バージョンを歌ったり、ネギタン塩を食べれば「ゴチニク！」と上から目線でキメ顔。その後もビビンバを食べ、今度は眼球だけ上に動かし薄笑いを浮かべた変顔で「美味しいです！」。ゲストなのに、芸人じゃないのに、涙ぐましいほどのサービス精神です。

2軒目は恵比寿駅前、国産黒毛和牛がワンコインで食べられるという「焼肉処　百えん屋」へ向かった一行。北山は、網の上で肉をロール状に巻き込み内側に肉汁を閉じ込め、また肉厚の食感も楽しめる「ローリングホールド」という焼き方を松岡から伝授されます。そうして焼いた肉を食べた今井は「ん～！　まいう！」と目を見開いて感動の表情。そのうち肉を焼いている音を真似て、今井は「モウモウジュウジュウ！　モウモウジュウジュウ！」と言い出し、何かと思いきや、「10（ジュウ）、10（テン）！」と言って、タッキー＆翼の最新アルバム『TEN』（9月11日発売）の宣伝をし始めました。けれども同時に「Kis-My-Ft2と同じレコード会社で～す」と後輩のこともしっかり宣伝し、北山は「すいません」と恐縮していました。

3軒目は、A5ランクの巨大黒毛和牛を堪能できるという中目黒の「大阪焼肉・ホルモン　ふたご」へ。焼き網から完全にハミ出る肉を目の前に今井はポカ～ン。巨大肉には4つの部位が入っているそうですが、ゲストということで一番始めにカブリ（一般的に並カルビのこと）を取り分けられた今井は、「ほらみっちゃん」と言って北山に肉を譲り、先輩の優しさを見せます。続いてリブマキ（一般的には上カルビ）を食すと、座席からピョンピョンと腰を上げる今井。美味しすぎてジャンプしてしまったようですが、次のリブ芯（サーロインと直結した部位）ではウトウトと目を閉じ、とろけそうな表情でウドと顔を見合わせるなど、いろんな「美味しい」を体現していました。

そして番組終盤、ゲストのミニ情報を伝える「三スポ（サンペイスポーツ）」のコーナーでは、北山が今井に怒られたエピソードを話し始めます。ジュニアの時、メインのタッキー＆翼の前を横切るなんてあり得ないことだったのに、「ライブ中、僕それやっちゃいまして。スゴイご指導をいただき……。すいませんでした」と謝罪。これを聞いた今井は笑っていましたが、どうやら話はちょっと違うよう。「前に出たことを怒ったわけじゃないんですね。ファンに対してちょっと生ぬるさを感じたんです」と今井。「まだ彼も幼かったですからね」とフォローを入れていましたが、「とにかく、“やるか腐るかは自分次第よ”っていう話をさせてもらったんですね」と話します。さらに、実は今井が過去に後輩を叱ったのは、この時のたった1回のみだということが三瓶の口から明かされると、北山はどこか切ない表情。そんな北山に天野は、「愛だよ、愛」と言っていました。

年に数回しかない今井翼のバラエティ出演。けれども、バラエティでもやっていけるのではと思うほどのリアクションで番組を盛り上げました。「やるか腐るかは自分次第」という今井の発言通り、まさに全力でバラエティに挑んだのが伝わる回でしたから、北山も、有言実行の今井から学んだことは多かったんじゃないでしょうか？