9月28日についに最終回を迎える、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』。岩手県の方言で、驚いたり感動した時に使う「じぇじぇじぇ」が流行するなど、社会現象と言われるほどの一大ブームに。他局の番組でもタレントがドラマの話題に触れるほど、一般視聴者だけでなく芸能界にも『あまちゃん』旋風が巻き起こっています。

そんな大人気の同作ですが、ジャニーズではNEWS・加藤シゲアキも『あまちゃん』に大ハマリした1人。9月15日放送のラジオ『SORASHIGE BOOK』（FMヨコハマ）でも、同作に関する加藤の語りは“舌好調”。「加藤シゲアキ、『あまちゃん』ブーム続いております」と切り出し、「『今日の放送見た？』って、毎日言ってるから。ただね、オレの周り、見てる人少ないんだよ……」と、心の底から寂しそうに嘆きます。周りのスタッフに「まだ間に合うから見た方が良い！」などとオススメし、

「タイムラグがありますけど、今日ちょうど震災シーンでして。私はもう、朝起きて最近なにするかって言うと、歯を磨きながら『あまちゃん』を見るというライフワーク。毎日、いろんな感情にさせられますよね。安定の『あまちゃん』ですね」

と、もはや『あまちゃん』が生活の一部となっている様子。そして、雑誌の撮影で上野のアメ横商店街を訪れた際のエピソードを明かします。アメ横といえば、『あまちゃん』ではアイドルを目指し、岩手県から上京した主人公・天野アキ（能年玲奈）の活動拠点となった場所。この日は「Myojo」（集英社）で「GIRL FRIENDS」という連載をしている関ジャニ∞・丸山隆平との撮影で、丸山も『あまちゃん』ファンであることからテンションが上がったようで、

「2人であんなに人がいっぱいいる中で、（劇中歌の）『潮騒のメモリー』と『暦の上ではディセンバー』をめっちゃ歌ってましたけどね、横断歩道で。『いいっすね！』って。全体的に“パロってる感”があって。“アイドルっぽいでしょ”みたいな、ちょっとした揶揄みたいなのも含んでる感じが面白いですよね」

と熱く語り、小泉今日子演じる天野春子名義のシングル「潮騒のメモリー」をラジオで流していました。加藤は丸山と上野の街中で熱唱したと発言していますが、ファンならばその姿を「映像で見たい！」と熱望する人も多いのではないでしょうか。

2人にとっての“聖地巡礼”となった上野でのロケですが、その撮影が行われた「Myojo」2013年11月号の「GIRL FRIENDS」ページにも、『あまちゃん』にまつわる微笑ましいやり取りが掲載されています。

加藤「今、アメ横っていったら、朝ドラね！　見てます？」
丸山「見てる！　今朝も見てきたよ」
加藤「どっから見てます？　俺、最近やっと追いつきました！」
丸山「俺は、最初から1話ずつ見てる」
加藤「マジっすか。もうねー、毎回号泣！」
丸山「じぇじぇ！　じぇ、3つじゃ足りねえっつって。じぇじぇじぇじぇじぇー！」
加藤「その“じぇじぇじぇ”の着ボイスをダウンロードしようとしたんですよ。でも、俺のケータイは対応してなくて」

着ボイスをダウンロードしたかったという加藤はさすがといったところですが、なんと丸山は初回からの熱心な視聴者であることが判明。丸山が加藤の上を行く“あまちゃんファン”だったとは、まさに“じぇじぇじぇ”！　最終回を迎えた後、2人で感想を話し合っているところが見てみたいものですね。

ほかにもジャニーズでは、同作直後に放送されている『あさイチ』でMCを務めているV6・井ノ原快彦も『あまちゃん』のファン。ドラマ終了後、同局の有働由美子アナウンサーとともに感想を述べるのですが、ネット上では“8時16分までがあまちゃん”と、ドラマファンにも好評なようです。

また、6月29日に東京ドームで行われた『嵐のワクワク学校』では、櫻井翔が「じぇじぇじぇ」と発すると、松本潤が「俺の知ってる『あまちゃん』は、そんなんじゃない」と突っ込んだ場面があり、嵐ファンの間では「2人は『あまちゃん』を見ているのか？」と話題になったこともありました。

このように、一部のジャニーズタレントの中だけでもここまで話題を振りまいた『あまちゃん』。同作終了後に毎朝の楽しみがなくなった喪失感を指す“あまちゃんロス症候群”が週刊誌などで特集されていますが、加藤＆丸山、井ノ原ももしかしたら……。ドラマ終了後、『あまちゃん』ファンのジャニーズタレントからどんな発言が飛び出すのか、期待したいですね。