＜アイドル誌チェック!!＞

「Wink up」2014年2月号（ワニブックス）は、ジャニーズアイドルたちのグループの垣根を越えた交流や、グループ内のメンバー同士の距離感を感じられるインタビューやコメントが満載です。

Hey!Say!JUMPのページでは、珍しく薮宏太と八乙女光の2人だけの対談が掲載されています。八乙女と薮といえば、ジャニーズJr.のころから「やぶひか」との愛称で絶大な人気を誇っていたコンビ。Hey!Say!JUMPとしてデビュー後も、グループ内の人気コンビとしてファンの間では親しまれていますが、当人たちの間では戸惑いがあるようで、対談のはじめから、



薮「はい出ました、Wink UPの『やぶひか』推し（笑）」
八乙女「オレたちが苦手なワードね（笑）。今さらどうしたらいいの？　…っていうか、『やぶひか』ってさかんに言われるようになって、お互いに意識し始めたよね（笑）」

と、胸中を語っています。コンサートなどでもあえて絡まないそうですが、それは「全然意識してない女の子とちょっとしゃべったら、周りから“ヒューヒュー”言われた感じ」がするから、と照れ屋な一面が顔を出しています。四六時中一緒に居たJr.時代は過ぎ、今ではプライベートで遊ぶこともほぼないそうですが、互いに「特別な相手」と言い合い、八乙女の母には「結婚10年目の夫婦みたいな空気感」と言われたという2人。それはグループ内での役割ともリンクするようで……。

薮「さっき、夫婦に例えたけど、JUMP内のポジションもそんな感じだよね」
八乙女「そうね。オレは教育ママ的な感じ（笑）？」
薮「そう。メンバーのこと、怒ったりするじゃん。そうするとオレがうしろから“おぉ～い、おまえちゃんとやれよ～？”って、ニヤニヤしながらつっついて茶化す。そういうところもお父さんとお母さんっぽくない（笑）？」

Hey!Say!JUMPのインタビューを見ると、メンバーが八乙女に怒られることをいかに恐がっているかわかる記述が多いのですが、八乙女が鞭となれば、薮が飴となる。互いにフォローし合って、グループをまとめているということがわかる対談でした。

ジャニーズアイドルの意外な交友や濃厚な絡みはもちろん、親交が深まる前の初々しいやりとりが垣間見えることでおなじみなのが、「Wink up」の名物企画「伝言板」。今月号はあちこちに面白コメントがあふれていて、見逃せません。

まずはV6岡田准一から、Sexy Zone佐藤勝利へのメッセージ。「かわいいですね。カン違いしないで生きてほしいな。このまままっすぐ育ってほしい。まっすぐな大人になってほしい。応援しています。いつも見てるよ」。後輩への愛が感じられる内容ですが、どこか『あしながおじさん』のような気配も。岡田といえば、主演映画『永遠の0』のプロモーションの際に共演の染谷将太やKAT-TUN上田竜也に「かわいい～」を連発＆デレデレした様子が伝えられ、世間に衝撃を与えましたが、若い男の子好きという疑惑は深まるばかりです。

岡田からの愛を浴びている佐藤ですが、そんなメッセージが送られていることは知る由もなく、自身はA．B．C-Z塚田僚一イジリに余念がありません。A.B.C-Z橋本良亮には「塚ちゃんよりもハッシーが好きです」、Kis-My-Ft2宮田俊哉には「塚田くんとは仲良くしません」、関西ジャニーズJr.桐山照史には「いじってもおもしろく返してくれる照史くんが、塚ちゃんより好きです」と散々前ふりをしたところで、塚田には「なんだかんだいって、優しくしてくれる塚田くんのこと、好きか嫌いかで言ったら……好きです」!!　タイミングを溜めてからの「好きです」という小悪魔ぶり、岡田の「このまままっすぐ育ってほしい」という願いはすでに難しいかもしれません！

そして今月号の最大のヒット作は、今井翼からSexy Zone菊池風磨への一言。菊池といえば、かわいさ売りのSexy Zoneの中でひとりアンニュイな雰囲気を醸し出し、カッコつけたいお年頃の振る舞いがファンをキュンキュンさせています。今月号の伝言板でもHey!Say!JUMP山田涼介から「面倒くせぇなおまえ（笑）」といわれるほど、繊細な性格のよう。そんな菊池に今井が言ったのは、「そろそろ中3になりましょう」。これはもちろん、「中2病」（思春期特有の青臭い言動）にかけての発言だと思いますが、先輩からの愛のある提言で、菊池は変われるのか？　ファンも温かく見守りましょう！