2012年夏頃から年下組の松島聡・マリウス葉の扱いをめぐってメンバー内格差が生じ、ファンを一喜一憂させているSexy Zone。松島＆マリウスの2人は、12年10月発売の3枚目のシングル「Sexy Summerに雪が降る」のジャケット写真で、前列の中島健人・菊池風磨・佐藤勝利よりも明らかに小さく写っていたことをはじめ、その後のシングル曲でも2人はバックダンサーのJr.のような位置付けに。不遇な扱いを受けるたびに、ネット上ではファンから不満の声が噴出。「5人でSexy Zoneなのに」という切なる願いが届いたのか、昨年末の『NHK紅白歌合戦』などでは衣装の格差もほとんどなく、メンバー5人が平等に扱われることも多くなってきました。



しかし先日発表されたツアーの日程の一部に関して、松島とマリウスが「出演しないのではないか」とファンの間で波紋を呼んでいます。今回のツアーは7月23日に埼玉、8月5日・6日に神戸でコンサートを行う小規模のツアーとなっていますが、問題視されているのは8月の神戸公演。松島＆マリウスは今年5月に結成されたSexy Zoneの弟分ユニット「Sexy Boyz」「Sexy 松（SHOW）」に振り分けられており、7月30日～8月10日に行われる「ガムシャラ Sexy 夏祭り!!」（EXシアター六本木）にメイン出演する予定にも関わらず、Sexy Zoneの神戸公演と開催日時が重なってしまっているのです。Sexy Zoneは前列の中島・菊池・佐藤をメインに据えているため、3人が「Sexy Zone」としてコンサートを行うのではないかとファンに激震が走りました。

そんなファンの不安を増長させるのが、ジャニーズ事務所の意思が色濃く反映されるといわれるアイドル誌。6月7日発売のアイドル雑誌では、中島・菊池・佐藤とは別に、松島とマリウスは双方のユニットとして掲載されているのです。

7日発売の「duet」2014年7月号（ホーム社）、「POTATO」2014年7月号（学研パブリッシング）、「Wink up」2014年7月号（ワニブックス）で、Sexy Zoneはこれまでにないページ構成となっています。特に「POTATO」は中島・菊池・佐藤が表紙となっており、マリウスと松島はSexy Boyz＆Sexy 松のメンバーとして別枠で小さな写真が挿入されているのみ。また、3人は各誌ともに一緒のカットやソロページが用意されている一方、マリウスはSexy BoyzのメンバーでJr.の岩橋玄樹＆神宮寺勇太と、松島もSexy 松に選ばれたJr.の松倉海斗＆松田元太と、3人ずつの掲載になっています。

写真では分裂してしまっているSexy Zoneですが、各誌のインタビューを見る限り、5人は今回のユニット結成に対して前向きに捉えているようです。菊池は「Wink up」で「Sexy Boyz、Sexy 松に期待すること」という問いに、

「松島とマリウス、今まではオレらに引っ張られてる部分も多かったけど、今回はふたりがそれぞれのユニットの中心になって、思いっきりワッショイはっちゃけないといけないよね。“そこで何を得て、何を勉強すべきか”、そこをしっかり考えて、Sexy Zoneにフィードバックしてほしい。あいつらにとってすごく大きなチャンスだし、成長できる機会をもらったよね。みんなも応援してあげて」

とファンに対して呼びかけていました。同誌では中島も「え、ライバル意識？　それはない。だって松島もマリウスもメンバーだもん。留学して、ものすごくでっかくなって戻ってきてくれるのを楽しみにしてるよ」と、ファンにはうれしい言葉を述べています。

一方、当の松島は「duet」で「グループを引っ張っていけるように努力して、いつかSexy 松でもCDを出せたらいいなって思ってるよ」と心強くコメント。最年少のマリウスも「Sexy Boyzができて、がんばれる場所が増えたのはうれしいな。せっかくだから、いままでとは違う顔を見せられたらいいな、って思ってるよ」と、新ユニットへの活動意欲を示しています。年上の中島や菊池が温かく見守ってくれている中で、松島＆マリウスは“留学”の成果をSexy Zoneに持ち帰ることがでしょうか？

Sexy Zoneコンサートと「ガムシャラ」は出演者に関するジャニーズ事務所からの公式コメントが発表されていない段階だけにファンは困惑していますが、当日はファンが悲しむような結果にならないことを祈るばかりです。