＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『地獄先生ぬ～べ～』（日本テレビ系、毎週土曜21時～）初回視聴率13.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

関ジャニ∞丸山隆平主演ドラマ『地獄先生ぬ～べ～』が10月11日にスタートしました。1990年代に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載されていた同名漫画（原作・真倉翔／作画・岡野剛）が原作で、90年代後半にはアニメ化されるなど根強い人気を誇るこの作品。今作が初めての実写化とあって、原作ファンを中心に放送前から大きな話題となっていました。



主演が決まりとてもうれしかったという丸山は、収録初日、気合いを入れるために自前のスーツに蝶ネクタイ、中にはオレンジ色の勝負パンツを着込んで撮影に挑んだとか（「日刊スポーツ」10月4日付）。インターネット上では「丸山にドラマ主演は荷が重い」との声もありましたが、自身は「小学校のときから、周りからイジられたり、変な空気にさせているのは変わらない（中略）そういう意味でも、ぬ～べ～と似ているかもしれませんね」（「TV LIFE Premium」vol.11／学研パブリッシング）と共通点を見出だしています。

ストーリーは、丸山演じる教師・鵺野鳴介（ぬ～べ～）が、左手に宿った力を駆使して妖怪や悪霊に取り憑かれた教え子を守るというもの。新任教師として高校に赴任したぬ～べ～と妖怪との激しいバトルも見ものですが、すでに報じられているように設定が原作の小学校から高校になった点や、自称ぬ～べ～のフィアンセである妖怪・雪女を元KARAの知英が片言の日本語で演じている点、また劇中ではアニメ『妖怪ウォッチ』や『アナと雪の女王』などの人気に便乗する場面も多く見られたため、「原作ぬ～べ～要素が行方不明にも程がある」「パロディして話題をかっさらおうという安直なやり方もいかがかと思う」と嫌悪感を示す声が多発。公式BBSには縦読みで「ごみどらま」とまで書き込まれていました。

しかしながら丸山自身も「小・中学生のときに、悪いことをしたら、自分の心の闇に妖怪や悪霊が潜んでいるんじゃないか、とか思うほど原作を夢中になって読んでいた」と話すほどの原作ファン。台本やキャスティングに違和感がなかったはずがありません。またぬ～べ～の教え子・栗田まことを演じるHey!Say!JUMP知念侑李も「原作では小学生のキャラクターだし、自称を“僕”にしようか迷ったんですが、監督から“オレ”でいいよって言われました。なので原作はあまり意識せず、台本で感じたまま素直に演じるようにしてます」（同）と、戸惑いがあったことを明かしています。

一方で視聴率は関東地区で13.3％、テレビ新潟では20.3％、静岡第一テレビでは19.2％を記録するなど好発進。「子どもと見てる分には楽しかったぞ」「日テレ土9はお子ちゃま枠で、お子ちゃま向けに作ってるからこれで正解。大人が大人目線でガタガタ言ってもお子ちゃまは喜んで見てるよ」と家族で楽しんだ視聴者も多いようです。丸山がインタビューで「土曜9時は、幅広い層の方々に楽しんでもらえる枠、つまりは家族そろって見るにはうってつけの時間帯。家族だんらんの時間に、僕がひと役買えたらいいなと思います」（同）と語った通り、ファミリー受けは上々と言ったところ。

また丸山のコロコロ変わる表情は「かわいい」「丸ちゃんの役の幅広さに頭が下がります」とファンの心をわし掴みにしたもよう。ファンでない視聴者も「丸山の芝居が一番上手かった」「このドラマは主演以外はほとんど出ていないも同然。視聴率は丸山一人に託されている」と激励しています。

過去に同枠で放送された『怪物くん』や『妖怪人間ベム』は後に映画化されていて、丸山も「皆さんのお力添えで映画化まで持っていきたい」（同）と意気込みは十分！　今後その思いは実現するのか？　注意深く見守りたいところです。