＜アイドル誌チェック!!＞

「Wink up」2014年11月号（ワニブックス）、まずはHey!Say!JUMPページから見てみましょう。9人という大所帯グループですが、今号では3組に分かれてメンバーによる座談会を行っています。その中でも注目なのは、山田涼介・知念侑李・有岡大貴の“チビーズ”のページ。今号は3組すべてにおいて「キャラ」がテーマとなっていますが、グループ全体としてもこれまでの「かわいい」から「カッコイイ」キャラへの過渡期ということもあり、これまで「かわいい」を担当してきた3人がどのように「キャラ」を考えているのかは気になるところ。



“ビジュアル担当”としてグループを引っ張ってきた山田は、最近になってメンバーにイジられるということができるようになったそう。知念に「そうね。涼介も今まではひづめを隠してたけど…」と“ぽっちゃりイジリ”を投げかけられると、「（さえぎって）ブタじゃねーよ（笑）！」と見事な切り返し。この1～2年でインタビューやコンサートMCを通して少しずつ築いてきた山田と知念の豚コント、日々進化しているようです。山田としてはもともと「誰もツッコミ入れたりしないようなクールなキャラになりたかったんだよ」ということですが、山田自身レギュラー出演している『スクール革命！』（日本テレビ系）でオードリー・春日俊彰やアンタッチャブル・山崎弘也らと共演していたり、Hey!Say!JUMPも個々でバラエティ番組でのレギュラーが増えたり、『リトルトーキョーライブ』（テレビ東京系）で生放送に挑戦したりと活動展開を考えると、バラエティー的なイジリへの対処が求められるようになったということでしょうか。

一方で「キャラが変わらない」と口々に言われているのが、有岡。童顔で目をくりくりさせながら笑ったり焦ったりといろんな表情を見せる有岡ですが、実はカッコイイ系を目指した時があったのだとか。でも「でもホントに一瞬で終わった」そう。その理由は残念ながら語られていないのですが、“一瞬”の間にどんな心変わりがあったのでしょうか。「自分でも、特にキャラを変えたいとか、キャラを作りたいって思ってない。そういうのって、自然にできていくもんだと思っているからさ」と話す有岡ですが、そのひたむきさや素直さが、さまざまな奇跡を生んできたのも事実。先日の『リトルトーキョーライブ』では有岡が生放送中に「カメラの前でキスしてくれるカップル」を中継先である横浜で見つけなければならず、生放送・真夜中・雨という絶望的な条件の中、見事にカップルを見つけ、すんなりとキスをしてもらっていました。有岡の時に空回りするほどの懸命さはバラエティ向きなので、今のままのキャラを大切にしてほしいですね。

「変わらない」といえば、山田と知念の関係。雑誌などの取材の際には「知念」と呼ぶ山田ですが、対談冒頭では「ちぃちゃん」と珍しい呼び方に。有岡に「最近山田って、知念のこと『ちぃちゃん』って呼んでるの？」とツッコまれると、

山田「あ、そうかも！　最近なぜかちぃちゃんって呼ぶようになったんだよ。一緒にいすぎて、そういう変化すら気づかなかった」
知念「でも涼介、ボクとふたりっきりになると、たまに『侑李』って下の名前で呼ぶんだよ」
（略）
山田「……なんかテレる（笑）」
知念「でもボクのこと侑李って呼ぶ人いないから、たまにそう呼ばれるとドキっとするし、ちょっとうれしい」
山田「オレ、知念のツボわかってるから」

と、本物のカップルのような会話を繰り広げています。まさに前述の豚イジリはもちろん、ステージ上のパフォーマンスも息ぴったりの2人、この仲の良さをずっとキープしてほしいものですね。

仲の良さといえば、毛色が違うのに波長が合うという異色コンビが関ジャニ∞丸山隆平とNEWS加藤シゲアキです。「Wink up」の加藤の連載「Photo Shi Genic（フォトシゲニック）」では、先日共通の友人と3人で長野県諏訪市に行った時のことを振り返っています。諏訪にある4つの神社を巡ろうとした一行ですが、それぞれ場所が離れており、しかも山道。息を切らしながら徒歩で移動していると、「丸山くんは『この人も丸山やで』と通り過ぎた家の表札を指さしたり、大きな葉を見つけては『トトロにでてくるやつみたい』とトトロの歌を歌いだしたり」と完全にマイペース。加藤が名産の寒天をお土産に買っている横で、丸山が購入していたのはどこででも買える韓国のりだったそうです。

丸山は現在放送中のドラマ『地獄先生ぬ～べ～』（日本テレビ系）で主演していますが、先日、共演者の桐谷美玲がパーソナリティーを務める『桐谷美玲のラジオさん。』（文化放送系）で「丸山さんの動きとかギャグとかを、どう対処していいかわからない」と悩みを吐露したことが話題となりました。仲の良い加藤でさえ、テンションの違いについていけてなかったようですので、初共演の桐谷ならなおさら。関ジャニ∞メンバーか加藤が、“丸山の取扱説明書”を広めてくれるのが一番なのですが、関ジャニ∞からも「不思議」「わからない」と言われている丸山ですので、コントロール不可ということなのでしょうか。