11月19日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』（BSプレミアム）の「Premium Talk＆History」のコーナーに関ジャニ∞がゲスト出演。MCのKAT-TUNとレアなトークを繰り広げました。



関ジャニ∞とKAT-TUNは、ジャニーズJr.時代を共に駆け抜けてきた、いわば同志。「ザ少年倶楽部」（同）での共演に加え、2004～06年にかけては舞台『DREAM BOYS』でも共演しています。しかし当時、KAT-TUNはJr.の中でも断トツの人気を誇っていたグループ。その心境を「『ワー！　キャー！』の大きさが全然違って、すごいアウェイ感を感じてた」と話したのが丸山隆平。同様にプレッシャーを感じていたという横山裕は、「だから自分らで『どうもー！』ってお客さんの声をかき消してた」と打ち明けます。

04年4月には亀梨和也が滝沢秀明の代役として舞台の主演を務めましたが、その時亀梨に与えられたのは滝沢が使っていた楽屋。一方KAT-TUNと関ジャニ∞には、それぞれ1部屋の大部屋。中丸雄一はその頃を振り返り「最初は、同期だし年齢も下だから『ん？』って思うこともありましたけど、でもやっぱりしっかりしてるから、その姿勢を見せられるとまぁ仕方ないかなという気持ちでやってました」と振り返ります。当の亀梨も、先輩やメンバーを差し置いて自分だけが特別扱いされることを気まずく思っていたそうですが、そんな時楽屋に現れたのが渋谷すばる。「大丈夫か？　お前の気持ちわかるわ。気にしんとやりぃや」と声をかけてくれたのだとか。渋谷はこの話をまったく覚えていないそうですが、亀梨は渋谷の一言に救われたと話します。

またその舞台で田口淳之介がやらかした“ある事件”について安田章大が話し始めると、関ジャニ∞メンバーは田口を指さして爆笑。それはケンカのシーンで、舞台中央で村上信五が田口のバンダナを取って脅すはずが、「サプライズかなんか知らんけど、バンダナ取られた時にもう一枚バンダナしてるっていう（笑）」（横山）。それを見た村上はずいぶん焦ったようですが、「今までで一番笑うてしまった。笑うたらあかんところやけど」と、もはや忘れられない出来事のよう。

そんな折、KAT-TUNメンバーから「どうしても田口が舞台で滑り散らかす。横山くんなんとかして！」と泣きつかれ、横山が考案したのが「入口、出口、田口」。以来田口はこれを持ちネタとして、今なお所構わず披露し続けているわけです。また田口といえばエセ関西弁。神奈川県出身にもかかわらずよく関西弁を発しており、以前、上田竜也は「お前の関西弁吐き気がする」とまで言い放っていました。よく田口と食事に行くという横山と渋谷も「オレらもイライラしてる」とのこと。

が、まったく空気を読まない田口はここでも「錦戸（亮）くんもドラマ一緒に出たり、丸（山隆平）は今ドラマが隣のスタジオで結構（関ジャニ∞と）会うから、ホンマ出てまうねんなあ」と続けたので、錦戸は笑いながら「なんやねん、お前ホンマ！」とブチ切れ。田口は番組の最後に行われる反省会でも空気を読まずに「疲れてんなぁ今日」と発言し、中丸から「疲れてるとか言うなよ！　そこ反省してくれ！　これテレビだぞ！」と怒られていました。

また両グループの共通点はリーダーがいないこと。中丸が「例えば仕切るとするじゃないですか。そうすると周りのメンバーが『なに仕切ってんの？』みたいな空気になってた時期があったんですよ」と打ち明けると、「あ～、お前らっぽいわ。ホンマ仲悪そうやったもんな」と渋谷がポロリ。するとKAT-TUNメンバーは「仲悪くはない」と否定し、横山は「個の力が強いからそう見えんのやろうね」と鋭い分析。さすがお互いを近くで見てきただけのことはあり、大倉忠義も「中丸って（グループで）一番普通やん。当時すっごいみんなにいじられてたやん。『鼻』とかってさ」と中丸の心境を聞き出そうとする場面も。しかし中丸によると「最初にいじったのジャニーさん」「ジャニーさんが『YOU、鼻大きいね』って言ったのがきっかけでみんな言うようになっちゃった。ジャニーさんのせいです」。事の発端がジャニー社長だと発覚し、メンバーは苦笑していました。

さて11月5日にアルバム『関ジャニズム』を発売した関ジャニ∞。今回のアルバムでは安田章大がファンである高橋優からも曲を提供されています。メンバーはそのことを事前には知らなかったそうですが、「オレらは信頼してるところは信頼してるから。みんなそれぞれに“任せよう”っていうところがある。そこら辺は意思疎通ができている」（横山）とのこと。音楽へのこだわりが強い関ジャニ∞ですが、やはり常にベースとなっているのは、メンバー同士の強い信頼関係のようです。