関ジャニ∞村上信五とマツコ・デラックスがMCを務める『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）。11月24日放送回では、以前マツコから「同級生とかにお前よりちょっとキラキラした人とかいないの？」と聞かれた村上が、「お前はアホやなホンマに！　同級生の中で一番オレがキラキラしてたからジャニーズ入ってんねや！」と豪語したことから、村上の出身地である大阪府高槻市で村上を超えるイケメンを探すことになりました。


が、スタッフが駅前で1日張っていても村上を超えるイケメンは見つからなかったとのこと。それなのに高槻市民の村上に対する評価は「もっとキラキラした人はいる」「もっとかっこいい人がその辺歩いてる」と低く、しかも取材を進めるにつれ村上が高槻出身であること自体知られていないことが明らかになります。番組は中学時代に村上が通っていたというパン屋のおかみさんを取材し、村上について「コロッケパンが好きだった」「しゃべりがだんだんうまくなってる」「将来はみのもんたみたいになってほしい」とのコメントを引き出すも、実はおかみさんは錦戸亮のファンだということが明かされ、再び村上をサゲた状態でVTRは終了。

以前から同番組では、コンビニで村上のうちわだけが売れ残ることを指摘し、また関ジャニ∞の人気調査をして村上が最下位になる様子を放送するなど、村上を「人気がない」「知名度が低い」「ファンがいない」といじり続けてきました。前回の放送でも、関ジャニ∞のニューアルバム『関ジャニズム』に収録されている村上のソロ曲「愛 Love You／村上信五 A.K.A KING」のミュージックビデオをネタに笑いを取り、マツコはそれがラップであったことから、番組に度々登場する埼玉県入間市出身の素人ラッパー「イルマニア」をもじって、村上を「TAKATSUKING（高槻の王）」と命名。そしてこの日も冒頭から「どうですか？　ラップの方の調子は」「TAKATSUKING（高槻の王）として」と茶化します。

村上自身もそれを笑いにしてきたわけですが、最近の番組内容に対しファンからは「先週もヒナちゃんサゲ、今週もヒナちゃんサゲ、来週もヒナちゃんサゲ」「ヒナちゃんが何言われるか怖くて安心して見れない」「あきらかにやりすぎ」「ファンがバカにされてるみたいでつらい」と批判や悲しみの声が多く、実際に番組に抗議メールを送った人も。また公演中の『関ジャニズム LIVE TOUR2014＞＞2015』のパンフレットでは、村上が「僕以外の6人を見てください（笑）。合間に僕のことも少し」と投げやりとも取れるメッセージを発し、女性誌「with」（講談社）のインタビューでも「とにかく、俺以外の6人がキャーキャー言われてることが、関ジャニ∞にとって一番ええなと思ってる」と発言をしたため、関ジャニ∞の他メンバーのファンまでが「エイター（編注：関ジャニ∞ファンのこと）は7人の関ジャニ∞を見にきてるんだよ」「自担があそこまで弄られて、パンフであんな発言されたらつらいよね」とコメントを寄せる事態にまで発展しました。

しかしインタビューで「自分がどう思われるかは気にしていない。周りにいるメンバーやスタッフ、友だちと楽しくいられること、そしてメンバーの足を引っ張らないことの方が大事だ」と常に周りを重視する姿勢を語ってきた村上。この番組でのイジられキャラやグループでの立ち位置も、周囲の意向に応え、またメンバーのことを考えた結果なのでしょう。ファンの中には番組の内容を「芸能界ではあれをオイシイと言うのでは？」「みんな深読みしすぎてるけどあれは笑うべきとこだろ！」「あれを見て村上くんのファンになった人もいる」と前向きに捉えている人もおり、また「サゲたらアゲろ。『本当はすごかった村上信五問題』取り上げろ」と、別の形でこの番組に期待する声も上がっています。

村上は自身のラジオ番組で「僕はお金をもらうところでしかアイドルしてないですから。普段テレビで見ることができないアイドル・村上信五を見られるのはコンサートだけ。これぞアイドルじゃないですか。本当に大事な人にしか見せてないということですよ」と発言していましたが、ファンが“かっこいい”村上を堪能できるのは、もはやライブだけということになるのでしょうか？