11月29日放送の『新チューボーですよ！』（TBS系）に中山優馬がゲスト出演。現在は舞台やドラマ、歌手としての活動が光る中山ですが、MC堺正章によって抜群のトーク力が引き出されました。



この日作るのはマカロニグラタン。中山はエビの背わたを取りながら東京での一人暮らしについて言及し、料理は「やりたい願望はあるんですけど、なかなか一人で家にいて自分のものを作ろうとならない」とこぼします。オムライスが好きで挑戦したことも何度かあるようですが、「（卵は）全然包めないんで上に置くだけ」「チキンライスはちょっとよくわからないんで、白いご飯でやってましたね（笑）」と、まったくオムライスになっていないことを告白。堺から「何考えてんだこの人は！」とツッコまれます。

そんな中山の好きな女性のタイプは「やまとなでしこ」。しかしアシスタントを務めるタレントのすみれが「サッカーの？」と聞いたため、中山は「それ、なでしこですね。“やまと”部分がなくなっちゃってるんで」と優しく訂正。その後「昭和な女の人みたいな。すごい優しい人が好きです。おしとやかな人」とわかりやすく言い換えていましたが、20歳にしてはずいぶんと落ち着いた好みです。

よく「東京顔だ」と言われるという中山ですが、実は生粋の大阪人。もちろん『よしもと新喜劇』（毎日放送）は毎週録画してチェックすると話したことから、堺がお気に入りのギャグを尋ねます。すると中山は真顔のまま「乳首ドリル」と発言。それは芸人すっちーと吉田裕によるギャグで、中山が「棒みたいなものを持って、乳首をこうドリルするんです。で、（された側が）『乳首ドリルすな』って言うやつです」と実際に堺の乳首をドリルするふりをしながら説明します。堺はこれをいたく気に入ったようで、その後大阪のおばちゃんの真似をする場面でも「あんた優馬ちゃんやろ？　いや～会いたかったわ～！」とペシペシ中山の手を叩きながら中山の乳首をドリル。これに中山は「いや乳首ドリルすな！　……ってそれはやらない。街中でドリルしてくる人はいないですよ（笑）」とノリツッコミをしてスタジオを沸かせます。

そんな中山のアドリブ力を見込んだのか、堺はボケを連発。小さい頃から釣り好きな中山が、「（竿は）何本か持ってますね」と話すと、堺は「あなた、どっかから木を切ってきて……」とボケ。それに中山がすかさず「オレ作ってる人じゃないんですよね」とツッコみ、さらに堺が「そうか」と言いながら再び中山の乳首をドリルし始めたため「乳首ドリルすな！　乳首をドリルすな（笑）」と中山。その後も中山は魚が竿に掛かった時のリアクションを要求されるなど、すっかり堺にもてあそばれます。

また週に1度はカラオケへ行くという中山が、やはり堺に要求されて玉置浩二や松山千春のモノマネを披露する場面も。その完成度の高さにはスタジオからも「おおー！」と声が上がり、堺も「うまいね今の！」と絶賛。さらに、堺がマカロニを高く投げて鍋でキャッチするという大技に失敗した際には、感想を求められた中山が「見れて良かったです！　うれしかった！」と気の利いたコメントをし、堺から「うまいね（笑）」と褒められていました。番組のエンディングでも中山が「いや～、決まればかっこいい技だった」と発言したのに対し、堺が「決まらなかったのか？」と絡むなど、大御所を相手に抜群の掛け合いを見せていました。

こうしてたった30分の間に、歌唱力に加え、トーク力、アドリブ力まで見せつけた中山。ネット上の視聴者は「東京生まれかと思ってたら、関西出身でノリが良くて驚きを隠せない」「こんなにおもしろい人やったんや」と、その美しい顔と軽やかなトークとのギャップに驚かされ、また「今まで全然興味なかったけど面白くて見方変わった」「全然気取ってなくて好感度上がった」との声も。中山はこの放送でしっかりと存在感を示しました。

最近では憧れの人として俳優ジム・キャリーを挙げ、「ジム・キャリーになりたい！」とまで公言している中山。クールなイメージばかりが先行してきた彼が今後どう活動の幅を広げていくのか注目です！