＜ジャニーズ　ぶっちゃけ発言＞

――ジャニーズアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今回の発言者
村上信五（関ジャニ∞）

「ジャニーズにいれば、チャンスって順番に回ってくるもんやと思ってた」



12月22日放送の『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）では、関ジャニ∞村上信五の“アイドルとしての覚悟”が垣間見えた。

同番組でことあるごとにVTRやマツコ・デラックスからイジられてきた村上だが、ここ1カ月ほど継続的に取り上げられているのが、最新アルバム『関ジャニズム』で村上が「村上信五 A.K.A KING」名義でラップに挑戦したソロ曲「愛 Love You」。マツコからは「いっぱしのラッパー気取りか!?」とほぼバカにされながら毎回イジられるネタのひとつになっていて、あまりのイジリにファンからも賛否両論が噴き出す事態に。

22日の放送でも、マツコの一声でPVが流れることになったのだが、「ほんとによくやってると思う。私だったら、こんな強い精神力保てるかなあって……腐っちゃうだろうなあと思う」とマツコが“同情”を寄せると、村上は「腐るのとか超えたら、あと全部楽しいだけやからね」と名言を放出。「ちょっと腐りかけた時期はあるんだ？」とマツコがさらに掘り下げると、「あるよ！　そりゃあ。ジャニーズにいれば、チャンスって順番に回ってくるもんやと思ってた」と村上は苦悩の時代を語り始めた。

「（チャンスは）1回もなかった？」と聞かれると、村上は「自分が感じたチャンスやろ？　1回もなかったで。そりゃ、関ジャニ∞っていうグループに入れてもらえたんは、もう最大のビッグチャンスやね。事務所がみんなに整理券を配っているのを見てるわけですよ。“今の時期はこの子がマイクを持ってセンターなんや、この子が先輩のバックで踊るときにセンターなんや”って。順番に回ってくんのに、ホンマにきれいに俺だけパッて飛ばされて……。あれ？　と思いながらも、これは待ってたらまた回ってくんのや！　と思ってた」と振り返った。

「そのおかげで、（今の）しょっぱい仕上がりがあるわけじゃない？」とマツコがなだめると、「それがあったから、なにをやっても、ありがたい方がデカいよね」とアイドルとして求められることに全力で応えていくという覚悟を感じさせるような、感謝の言葉を口にした。さすがのマツコも「そこそこいい話だったわね」と珍しくほめ、「まあでも、いろんな後輩いるけど、この仕上がりを目指してジャニーズ入るやつはいねえな～。突然変異だよ！　お前は」と強い言葉ながら、村上が独自のポジションを確立したことを認めていた。

同番組では、村上と丸山隆平が､熊本城の一口城主になったことを受け、熊本城にしたのに村上の地元大阪城への寄付をしないのはおかしいと面白半分に取りあげたことがあった。今回の放送で、大阪城に石垣掘り起こし費用を寄付したことが明かされた村上。寄付金額についてはかたくなに口を閉ざしたが、「募金のこととかイジッたらあかんやん！　普通は!!　なにからなにまで、俺のプライベートゼロや！」と本音をさらけ出した。

「あんたがこんな仕上がりのジャニーズになったのが悪いんだから！」（マツコ）、「ホンマや！」（村上）、「初めてだと思うよ。ジャニーズで。黙ってた募金さらされたの」（マツコ）というやり取りがあったが、ここでも「お金」という難しい話のさばき方、バラエティ番組への適応能力の高さが感じられた。決して「ジャニーズの王道」ではないけれど、“求められることに全力で応えていく”というアイドル魂を秘めた村上、来年はどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみにしたい。