＜ジャニーズ　ぶっちゃけ発言＞

――ジャニーズアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今回の発言者
渋谷すばる（関ジャニ∞）

「“この曲は、お前っぽいな”と言われた」



2月9日、音楽番組『The Covers（カバーズ）』（BSプレミアム）に関ジャニ∞・渋谷すばるがゲスト出演した。この番組は、昨年4月からレギュラー化されたが、渋谷は2013年秋のパイロット版2回のうちの1回に出演を果たし、大反響を呼んだ。番組はタイトル通り、ゲストが選んだ曲のカバーを披露するのだが、渋谷は今回、1曲目に近藤真彦の「愚か者」を選んだ。

近藤がアイドルからの脱皮を図った曲であること、そして「ジャニーズの先輩のカバーをやりたいと思ったとき、やっぱりマッチさんかなあ。マッチさんの曲の中でもマッチさんらしくなくて、この曲だけ違う空気をまとってる感じ。タイトルからして、前向きな感じがしないから最高にかっこいい」と、渋谷っぽいとらえ方で選曲理由を語った。

昨年末の『2014FNS歌謡祭』（フジテレビ系）で、歌手活動35周年を迎える近藤を祝して、ジャニーズ事務所の後輩が勢揃いでメドレーを披露。近藤と共に、渋谷とTOKIO長瀬智也が交代で「愚か者」を歌い上げた。リハーサルで、近藤が関ジャニ∞メンバー全員と握手した際、渋谷に「この曲は、お前っぽいな」と非常に印象深い一言を近藤が発したとか。それを機に「勝手に縁のある曲だ」と重みを感じるようになったという。「その以前からカバーをやっていて、それを言わないと……と思ったが言えなかったですね。緊張しました」と神妙に続ける渋谷だったが、ここでひとつ疑問が……。

ということは、渋谷はいまだに「愚か者」のカバーをしている許しをマッチに直接請うていないのか!?　これまでのソロライブやこの番組でも近藤の許可なしで歌っていることはないと信じたいが、間奏にハーモニカ演奏を瞬時に入れ込み、情感たっぷりに歌い上げて、聞き手を魅了。この「愚か者」を近藤が聞いていたら思わず許してしまうだろうと思うぐらいの、気持ちの入ったパフォーマンスを披露した。

その圧巻のパフォーマンスに番組MCも魅せられたようで、「かっこいい。うずくパターン。うずいた～。歌を歌うとウワ～ンと出てくるから～」と興奮気味に感想を並べる夏菜。リリー・フランキーも「オレの周りの女の人が、渋谷に並々ならぬ色気を感じるって言ってた意味がわかった」と絶賛。現在『渋谷すばる LIVE TOUR 2015』で全国を回っているが、ソロ活動についても「今回だけに限らず、続けることに意味があると思うんで」と意欲的な姿勢をうかがわせた。明るくにぎやかなイメージの関ジャニ∞の楽曲とは別に、「愚か者」のように骨太な楽曲もモノにする渋谷。ソロ活動だから見られる、関ジャニ∞とは違った一面を積み重ね、「アーティスト・渋谷すばる」を確立してほしい。