4月スタートのドラマの視聴率が出そろったこの時期。今期の“月9”作品である、嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』（フジテレビ系）の苦戦や、SMAP・木村拓哉が初のテレビ朝日系連続ドラマに主演した『アイムホーム』の好調なスタートなど、視聴率ばかりが話題になっていますが、ファンの期待を集めているのはどの作品なのでしょうか。先日（4月9日～17日）実施したアンケート「2015年4月期で、一番期待しているジャニーズ出演ドラマは？」の結果を見てみましょう！



■第6位『警視庁捜査一課9係』（V6・井ノ原快彦）

第6位は、今作で10シーズン目に突入する人気刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係』（テレビ朝日系）。井ノ原は、渡瀬恒彦演じる捜査一課9係長・加納倫太郎とコンビを組む若手刑事・浅輪直樹役を好演。長年続いているシリーズゆえに、「安定感がある」「出演者全体のバランスが良いし、以前から面白い」「脚本・共演者とも安定していて一番安心して見れるから」と、安定したクオリティを評価する視聴者が多いよう。今作では、直樹と倫太郎の娘である倫子の交際が一歩前進しそうな気配も？　事件の真相とともに、直樹の恋の行方も注目です。

■第5位『戦う！書店ガール』（Hey!Say!JUMP・伊野尾慧）

書店内の事情を知る、ウワサ好きな書店員というおいしい役にキャスティングされた、伊野尾出演の『戦う！書店ガール』（フジテレビ系）が第5位。伊野尾自身、「テキトーイケメン」という愛称をファンからつけられていますが、「書店員のいのちゃん役柄はまりすぎでしょ！」「JUMPの最終兵器といわれる伊野尾のゆるゆる清涼感も楽しみ」「若者らしい言葉遣いを予告で見て、こんなしゃべり方のいのちゃんに期待です」という声が大。ファンも太鼓判を押すほどのハマリ役のようです。

■第4位『ドS刑事』（関ジャニ∞・大倉忠義ら）

第4位は、大倉主演の『ドS刑事』（日本テレビ系）。同作では、多部未華子演じる“悪人をいたぶる”ことが趣味のドSな女刑事・黒井マヤに振り回される、お人好しな刑事・代官山脩介を演じる大倉。初回予告では、脩介が潜入捜査のために女装するシーンがありましたが、ファンも「大倉くんの警官姿や女装姿などを見るのが楽しみ」「振り回される役、合ってると思います」「Mな大倉君が楽しみ！」とすっかりドS目線でドラマを楽しんでいるよう。困った顔をしながら職務をこなす脩介の姿に、ドSスイッチが入ってしまう視聴者が続出するかも!?

■第3位『ようこそ、わが家へ』（嵐・相葉雅紀ら）

今期の“月9”ドラマ『ようこそ、わが家へ』が第3位。ファンは相葉の主演作というより、「原作は池井戸潤なのでとても楽しみ」「見ごたえのある池井戸作品」「月9でストーカーって、今までにない感じで期待したい」と、『半沢直樹』シリーズや『ルーズヴェルト・ゲーム』（ともにTBS系）など、骨太作品を手掛ける作家・池井戸潤の作品であることに注目。その上で、「相葉ちゃんが池井戸作品の主演、しかも恋愛要素はほとんどないということで、真に演技力が問われる作品だと思ってます。 ほんわかした相葉ちゃんだけど、演技力だってあるんだってところを見せつけてほしい」という声も。人間の持つネガティブな一面に焦点を当てた作品だけに、演技力が要。相葉の代表作となり得るのか、注目です！

■第2位『アイムホーム』（SMAP・木村拓哉）

第2位には、木村が、事故によって失った家族や自分に関する記憶を取り戻そうと奮闘する、元エリートサラリーマンを演じる『アイムホーム』がランクイン。木村はこれまで、ピアニスト（『ロングバケーション』、フジテレビ系）、型破りな検察官（『HERO』、同）、レーシングドライバー（『エンジン』、同）など、特殊な職業を演じることが多かったものの、今作では閑職のサラリーマン。ファンはその点に注目しているようで、「ザ・キムタクではない自然体の等身大の木村君を見たい!!」「カッコいい男を演じ続けた木村さんが、注目されるだろう職業ものではなく、ホームドラマ＋ミステリーの世界の男性を演じるのが楽しみ」「木村くんの父親が見れるのはとても楽しみ。また違う木村拓哉を出してほしい」と、リアルなサラリーマン／父親をどう演じるのかに期待しているよう。華やかな役柄が多かった木村が市井のサラリーマンを演じることで、演技面でも一皮むけるのではないでしょうか。

■第1位『アルジャーノンに花束を』（山下智久ら）

第1位には、世界的ベストセラーを原作にした『アルジャーノンに花束を』（TBS系）が選ばれました。今作で山下が演じるのは、28歳ながらも6歳ほどの知能しか持たない障がい者。純粋な心とやさしさをもっていたのですが、脳手術を受け天才へと変貌を遂げたことにより、周囲との軋轢が生じ、孤独を深めていくという難しい役どころです。初回放送前から、山下ファン・原作ファンのどちらからも「歴史ある 『アルジャーノンに花束を』 をどんな風に見せてもらえるのか、とても興味あります」「難しい役で、ジャニーズということで批判も多いけど、絶対に素晴らしい感動作になると思います」と期待が高まっていました。

放送後のコメント欄には「純真無垢なハートを持った咲人役を演じきっている」「山P演じる咲人の優しさが、とても温かい気持ちにしてくれます」と演技に対する好意的な評価があふれていました。これからストーリーは大きく転換し、天才的な頭脳を手に入れた咲人が徐々に変化していくシーンが想定されます。この局面をどう演じ切るのか、俳優・山下智久の力量が問われそうですね。