7月26日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』（テレビ朝日系）に近藤真彦が登場。関ジャニ∞メンバーが、大先輩・近藤との緊張感あるトーク&セッションで楽しませてくれました。



普段ほとんど絡みのない近藤と関ジャニ∞。冒頭の「マッチが選ぶ!!　関ジャニ∞この子はよく知ってるランキング」では、近藤が7人を“印象がある・なし”でランク付けします。1位は98年にドラマ『ドンウォリー！』（フジテレビ系）で共演した横山裕で、近藤からは洋服をもらい、2年前にはTOKIO松岡昌宏が主催した、近藤、東山紀之、植草克秀らとの豪華食事会に出席するなど最も絡みがあるよう。しかし横山が食事会で目にしたのは、「植草さんがカラオケでマッチさんのモノマネして、マッチさんがものすごいシバいてた」という光景。横山いわく、イジり倒された植草は「オレもういい年で、なんであんなことされるんだよ……」とスネていたそうですが、その関係性はずっと前から変わりません。

というのも、数々のヤンチャ伝説を持つ近藤。かつては合宿所の中をポケバイと呼ばれる小さなバイクで爆走したこともあり、「そのオートバイで自分の部屋まで行くと、オイルが垂れちゃうわけよ。次の日の朝起きて、『植草！　このオイル誰が垂らした？』『……ボクです』」と言わせていたんだとか。この時から植草はすでに、近藤のオモチャと化していたようです。

また2位にランクインしたのは、09年に近藤プロデュースのロックイベントに出演した渋谷すばる。ここで近藤がいきなり「彼は本当にボーカルとしてすごく勉強して、（関ジャニ∞から）独立するんじゃないかな。『それ（独立）はもう考えてる』って言ってたよこの前。オレはソロになりたいんだぐらいの雰囲気で歌ってた」とふっかけたため、身に覚えのない渋谷はキョトン顔。メンバーから真相を問いつめられた渋谷は「ちょっと、タクシー。もう嫌、オレ」と動揺して逃げ出そうとしていましたが、近藤からあらためて「ソロで行きたいみたいな気持ちは？」「音楽性が違うって感じするだろ？」と誘導尋問されると、「なんでそんな嫌な言い方するの!?　マッチさん！　言い方ダメでしょ～？」と甘えた口調で言いながら、真剣な目で「もちろんグループでいます！」と宣言。近藤は「それを聞いてオレはホッとした」と返していましたが、ホッとしたのは渋谷のソロ活動に脱退の不安を抱いていたファンも同じ。Twitter上には「号泣した。マッチさん、よくぞすばるくんにその質問をしてくれました」「マッチ先輩に聞かれて『グループでいます』って言ったのはすごく嬉しかった」と、安堵の声が上がりました。

そして3位は「1年ぐらい前に一緒にご飯食べた時、オレの横に座った」という理由で村上信五、4位は「いつも面白いこと言ってる」という理由で丸山隆平がランクイン。丸山は「（ギャグ）やっててよかったー！　やってきたことは間違いないってことですね？」と喜ぶも、近藤は「間違いないっていうか、4、5、6、7位は誰でも良い」と言い出します。その後も5位は、偶然近藤と同じ韓国料理屋にいたという理由で安田章大、6位は「錦戸って、ドラマやってるよね？　その印象があっただけ」という理由で錦戸亮がランクインし、最下位となってしまった大倉忠義は「ボクも（ドラマ）やってます……」と暗い顔。しかし近藤から「今日のドラム良かったね！」と言われれば「本当ですか？」とパッと表情を明るくする大倉。先輩の言葉に一喜一憂するメンバーでしたが、振り返ってみればランキングは見事年齢順でした。

また番組中には、大スター近藤と、苦労人・関ジャニ∞のデビューから10年間を年表で比較するコーナーも。ドラマ『3年B組金八先生』（TBS系）への出演をきっかけにデビュー前にもかかわらず爆発的な人気を誇った近藤に対し、関ジャニ∞の初ライブは空席だらけ。それを初めて知ったらしい近藤は「ホントに？　ガラガラなんていう時代あったの？」と驚きます。一方近藤はデビュー曲「スニーカーぶる～す」でミリオン達成。デビューから3年でシングル売上約653万枚という快挙を成し遂げ、20歳の誕生日は武道館貸し切りでパーティーなど、華々しい年表が続きます。それに対し、ようやく掴んだCDデビューすら新聞で知り、会見もレコード会社の会議室でこぢんまり、晴れ舞台にもかかわらず衣装は裏地のないペラペラのハッピで、恒例のジャニーズ成人式には呼ばれもしなかった村上、渋谷、横山……。次々と飛び出す関ジャニ∞の不遇エピソードに、近藤は「いや～、よく耐えたねぇ」と感心していました。

番組後半には「全員目つぶれ」と命令し、「植草と東山、どっちが大事な先輩なの？」と答えづらい質問でドSっぷりを炸裂させた近藤。村上は「暴挙ですよ暴挙！　おふざけが過ぎます!!」とヤンチャすぎる大先輩にツッコミを入れていましたが、ジャニーズの絶対的王者である近藤だけが引き出せる後輩の本音を、もっと聞いてみたいものです。