12月16日に10枚目のシングル「カラフルEyes」の発売が決定したSexy Zone。6枚目のシングル「King＆Queen＆Joker」（2014）以来1年半ぶりに、5人体制でのシングル発売となり、ファンからは歓喜の声が上がっている。



　Sexy Zoneは以前から松島聡・マリウス葉の衣装や宣伝写真における“格差”が指摘されていたが、昨年7月15日に開催された7枚目のシングル「男never give up」 大発表会で、佐藤勝利・中島健人・菊池風磨を固定メンバーとし、松島・マリウスはそれぞれSexy松（しょう）・Sexy Boyzという“弟分ユニット”での活動を中心していくと発表された。

　この動きにファンは困惑。松島・マリウスに関して「脱退ではない」との発言がジャニー喜多川社長からもあっただけに、「いつか5人に戻れるように3人になっても応援していこう」という前向きな意見も見られたが、3人での活動に否定的なファンの間では「男never give up」の不買運動が行われていた。それを受けてか、発売日直前に突然延期が発表されるなど、大混乱。さらに、5人の活動再開を願うファンの呼びかけによって、「男 never give up」の発売に当てつけるかのように、ファーストシングル「Sexy Zone」を買い求める運動が行われ、同曲はオリコンランキングに急浮上。デイリーランキングでは一時14位にまで食い込む大健闘を見せた。

　そんなファンの努力の甲斐あってか、今年6月27日に放送された『音楽の日』（TBS系）には久しぶりに5人そろって登場。衣装格差こそまだ見受けられたものの、司会を務めていたSMAP中居正広から「キミたちだけ衣装違うね、どうしたの？｣「5人でSexy Zoneでいいんだよね？」という質問が飛び、これに5人は笑顔で「そうです！」と断言。この場面は大きな反響を呼んだ。

　これをきっかけなのか、徐々に5人での露出が増えてきた最中で発表された“5人体制復活”。　Sexy Zoneが所属するレコード会社・ポニーキャニオンのホームページも一新し、5人横並びの写真がトップに使われている。ネットには、「この日を待ってた！」「やっぱりSexy Zoneは5人じゃないと」「なにも気にせず『好き』って言える今の状況が幸せすぎる」という意見があふれ、まさに“ファンがつかみ取った5人体制復活”と言えるだろう。

　また11月20日には、ジャニーズ公式携帯サイト「Johnny's web」において、Sexy Zoneの連載「薔薇色の日々」のロゴが新しくなり、5人全員が毎週日記を更新するという形にリニューアル。

　11月20日更新分において、菊池は3人を固定メンバーとしていた時期を、「グループの一人一人が自分なりの答えを探してひたむきに努力し、ただひたすらに目の前のステージに立ち、がむしゃらに活動をしてきました。それが皆さんの目にどう映ったのかは僕にはわかりませんが、信じてついてきてくださって、こうして盛大に5人を迎え入れてくれた皆さんに感謝の言葉以外ございません」と振り返りつつ、「メンバー一同、誰1人として、“かわいそうなやつ”はいませんでした」と“格差”をやんわりと否定している。

　一方、松島は同連載で「この4年間いろんなことがあって、正直すっごく悩んだ時期もあったし、不安な時期も沢山あった」「やっぱり、5人の中で1番下積み経験がない分、わからない事もあったし、周りに頼るのが嫌で1人でどうにかしなきゃって空回りしちゃう部分もあってね」と苦しい胸の内を吐露。しかし、それを支えてくれたのがメンバーだったと語り、「この4人とはずっとやっていきたい」と決意を新たにしている。

　佐藤が連載内で明かしたところによると、来春に5都市を回るツアーも決定しているという。5人体制でどんな輝きを見せてくれるのか、いまから楽しみだ。