映画ライターが選ぶ、印象に残った“有名監督×ジャニーズアイドル主演作”TOP3

2015.12.31

ジョーカーゲーム

ジョーカー・ゲーム

■亀梨和也主演『ジョーカー・ゲーム』
監督:入江悠
出演:深田恭子 伊勢谷友介 小澤征悦 小出恵介ほか
1月31日公開

(あらすじ)
第二次大戦中、極秘とされたスパイ組織が日本に存在した。「D機関」と呼ばれたその組織にスカウトされた青年(亀梨)は瞬く間に頭角を現し、極秘任務を命じられる。新型爆弾の設計図を奪い取るため、国際都市・虹楊に渡った青年。写真館の店主になりすましアメリカ大使に近づくも、大使館でメイドとして働く謎のアジア人女性・リンと出会ってしまう。彼女に翻弄され、時に計画そのものが狂っていく中、彼はミッションを遂行することができるのか――。

本格スパイ映画に亀梨和也が主演! 『SR サイタマノラッパー』の入江悠監督が初めて挑む大作! ということで公開前からプロモーションに気合いが入っていた同作。亀梨は準主役を務めた映画『バンクーバーの朝日』(2014年12月公開)、そしてこの『ジョーカー・ゲーム』と、出演作が連続公開。映画俳優としてエンジン全開でありました。

芝居に注目してみると、亀梨くんてばさすが、常にお顔が美しい。スパイの訓練をするときも、敵に捕まって拷問を受けるときも、女スパイのハニートラップにかかってしまったときも……全部表情が同じなんです(涙)。ひとり33役をこなした『俺俺』はなかなか良かったんだけどなぁ。演出なのか、演技力の限界か。入江監督はこれまで『SR サイタマノラッパー』シリーズや、『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』という名作を撮っていますが、それらは無名の俳優が中心。まるでノンフィクションのような演出が、唯一無二の感動を呼んでいました。しかし『ジョーカー・ゲーム』は原作ありきのフィクションですし、やはりジャニーズ映画という看板に逆らえなかったのかもしれません。

英語や中国語のほか、派手なアクション、モールス信号まで、なんでもこなす万能な亀梨スパイ。だけど美女には弱いのが玉に瑕。深キョン演じるリンとのラブシーンは、ファン必見です。白いシーツにくるまったふたりを内側から撮影し、ぬるいエロスと息苦しさが入り混じって泥酔気分に……。仰向けになり、下からむさぼるようなキスをする亀梨。ほかがどんなに辛くてもこれだけは見てほしい一瞬でありました。

コメント

  1. 名無しだJ より 2016年1月2日 11:20 AM

    猫よん(風間くん)もちゃんと入れてくれてありがとうございます。

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