松本潤の『99.9』は、日曜劇場ならでの痛快ストーリーで好スタート!

2016.4.21

松本潤の『99.9』は、日曜劇場ならでの痛快ストーリーで好スタート!

弁護士って顔してますよ!

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系、毎週日曜21時~)初回視聴率15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 嵐・松本潤が約2年ぶりに連続ドラマの主演を務める『99.9―刑事専門弁護士―』が、4月17日に放送初回を迎えた。早い時期から宣伝に力を入れていた効果もあってか、放送時間を25分拡大した第1話の平均視聴率は15.5%、瞬間最高視聴率は18.7%という好調なすべり出し。松本は刑事事件を専門にする弁護士を演じる。タイトルは日本における刑事事件の裁判有罪率“99.9%”を表す数字で、逆転が難しい状況の中でもわずか0.1%の可能性にこだわり、真実を追求していく弁護士の奮闘を描く作品だ。

 第1話はとある事件の検証シーンからスタート。金にならない刑事事件ばかりを引き受ける弁護士・深山大翔 (松本潤) は、パラリーガル(アシスタント)の 明石達也 (片桐仁) とともに事件の綿密な検証を繰り返していた。そんな深山はある日、大手の斑目法律事務所の所長・斑目春彦 (岸部一徳) からヘッドハンティングを受ける。深山と明石はこの事務所に新設された刑事事件専門チームへ移籍するが、これまで民事で巨額の案件を動かしてきた上司の佐田篤弘 (香川照之) や同僚の立花彩乃 (榮倉奈々) も、畑違いの刑事事件に乗り気ではない様子。

 そんなチームのもとへ舞い込んだのが、殺人事件の弁護依頼だった。運送会社を経営する依頼人の赤木義男(赤井英和)は、取引先である大手ネットショップ会社社長を殺害した疑いをかけられているが、当人は酒に酔っていて事件当夜の記憶がないという。しかし検察の調べでは、指紋のついた凶器や防犯カメラ映像などの証拠に加え、赤木が被害者から仕事の契約を打ち切られたばかりという不利な条件が揃っていた。明石や立花の協力を得て防犯カメラ映像や目撃証言の内容を再現した深山は、ある疑問を抱く。そして犬猿の仲である佐田の力をも強引に借りて、裁判の日を迎えるが……。

 ラスト20分で急展開を迎えた第1話。ネットでの声はというと、「小ネタ満載でテンポがいい。痛快爽快」「重すぎず軽すぎず1話完結なのもよかった」といった意見が圧倒的。このTBS日曜劇場枠の人気作『半沢直樹』(2013年)、『下町ロケット』(15年)などの流れを汲んだ、見ていて胸がスカッとするような作品作りが素直に評価された形だ。

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