3月末に田口淳之介がグループを脱退し、亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人体制となったKAT-TUN。5月1日に開催した『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR“10Ks！”』東京ドーム公演をもって“充電期間”に入った。



　KAT-TUNは、4月28日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）に、充電期間突入前3人そろっての最後のテレビ出演を果たした。登場してすぐに中丸は「メンバーが1人抜けました！」と自虐的なボケを披露。すると亀梨は「腹くくって番組に挑もうと話してきた」とその心境を明かし、番組はぶっちゃけトークを中心とした展開に。

　亀梨は、MCの嵐・櫻井翔に対し、「かなりカリスマでした」と憧れの先輩だったことを告白。櫻井とともにMCを務める有吉弘行は、彼の私服のダサさを知っているためか、亀梨の言葉がにわかには信じがたい様子。しかし、中丸も「ダンスできるし、かっこいいしセンスある」と褒めており、彼らにとって憧れであることに間違いはないようだ。気をよくした櫻井は、「僕がKAT-TUNを生んだといっても過言ではないですね」とドヤ顔を披露し、スタジオを笑わせた。

　また、亀梨の「メンバー抜けるたびに上がる議題なんですよ」との前置きの後、中丸は「人を増やすか？　とか」と、メンバー増員についても話し合ったことを暴露。一方、これまでメンバーがひとりも欠けていない嵐、櫻井は「衝撃的だわ」と驚きを隠せない。亀梨は「KAT-TUNをなくさないように頑張りたいんだけど、その方法がやり続けることだけじゃないんじゃないかって」と、今回の決断を下した理由を明かした。

　番組の最後に、櫻井は「充電期間の最中にもCDやDVDを見て、新しくファンになる人ってたくさんいると思うんですよ。いつかまたKAT-TUNが見られるのを待っていてもらいたい」と真剣に伝えた後、亀梨のモノマネをしながら「今のこの時期も、僕たちKAT-TUNを応援してもらいたい」と続けると、さらに大きな笑いが起こった。

　これに対し、KAT-TUNファンは「最後の翔くんのあいさつ、しっかりとした言葉と温かさがあって感謝しかない」「心強い言葉ながらもしめっぽくしないのがさすがだなあ…」「翔くんの優しさが染みる」と感動。

　思えば、11月24日に田口が脱退を発表した『ベストアーティスト2015』（日本テレビ系）の司会を務めていたのも櫻井。櫻井が「KAT-TUNのみなさんから重大なお話があります」と促し、田口が脱退を告げ、充電期間突入前最後のグループでのテレビ出演も先輩として見守っていた。さらに5月1日のKAT-TUN充電前最終公演には、櫻井が東京ドームに駆けつけ、音に合わせて体を揺らし、3人に笑顔を向けるなど、文字通り見守っていた。

　KAT-TUNにとって大きな節目には、必ず立ち会ってきた櫻井。充電期間は2年ほどとも言われているが、KAT-TUNが再始動する際には、また櫻井が力を貸してくれるだろう。