6月7日に放送された、Sexy Zoneがパーソナリティーを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』（文化放送）にて、佐藤勝利、菊池風磨のある“告白”が、ファンの間で話題となっている。

　番組開始直後、菊池が「今日はちょっとね、物議を醸すであろうメールが届いてます」と切り出す。そのメールの内容は、「もし、Sexy Zoneのみなさんが同性の方に告白されたらどうしますか。ちなみに私の友達は2回も同性の方に告白されたらしく、断ったら気まずくなってしまったらしいです」というもの。



　佐藤は「う～ん……」と低い声を出したあと、「断っちゃいけないってワケじゃないですから」と、「気まずくなってしまった」ということに対しフォローを入れた。さらに、「断ってしまった方は、異性が好きなわけですから、それを伝えてね」「どちらも間違ったことじゃない」と、“異性”“同性”を特別に考えず、率直な気持ちを伝えればよいのでは、という考えを冷静な声色で述べた。

　そして菊池が「あります？　告白されたこと」と佐藤に聞くと、「……ありますよ」と回答。「ええ!?　本当に言ってんの!?」と、驚く菊池の様子からもわかるように、メンバーでも知らなかった事実のようだ。告白された佐藤は、「Sexy Zoneのグループ（の一員）だし、同性、異性のことではなくて、付き合えないです」と、仕事を第一に考えて断ったのだそう。

　そして、佐藤の告白に驚いていた菊池もまた、同性から告白されたことがあるのだそう。「ボク男子校だったんで、こういうことはありますね」と、サラリと発言。菊池自身、告白をされたことは「なくはない」そうだが、「なんて言うんだろうな……男子校だからそんな気にしてなかった、みんな」とのこと。菊池は佐藤が言うように、はっきりと「女の子が大好き」だと相手に伝えたが、その後気まずくはならなかったのだそう。「本気なのか冗談なのかもうわからない」「ラフだよ、非常に」と、知られざる男子校の事情を語っていた。

　佐藤は最後に「告白って相当勇気がいったと思うんで、ぜひこれからも仲良くしていただきたいなと思います」と、再度メールの内容に触れ、「自分に素直に。みんな言った側も告白された側も」とメッセージを送った。そして菊池も、「（冗談でないのなら）キチッと説明してあげるのがいいんじゃないかな。気まずくなっちゃったんだったら気まずくなっちゃったでいいと思いますけどね」と、真剣に考えを述べていた。

　放送を聞いたファンの中には女子校出身者もいたようで、「風磨くんが言いたいことわかる。いましたよ、普通にカップル」「女子校だったけど告白あるあるだよね」と、共感している人も見受けられた。また、センシティブな話題にもかかわらず、笑いにすることなく誠実に答えていた2人に、「勝利くんと風磨くんの頭の良さというか、人間力というか、ちょっと尊敬しちゃった」「真摯に向き合って全部きちんと受け止めてくれる勝利くんと、その後のことを考えて『冗談』って残酷だけど優しい言葉で包む風磨くん。どっちもすごく相手のことを考えてるんだよね」と、2人のトークに好感を持っていた。

　ファンからの質問に、素直で真摯に答えた佐藤と菊池。2人が持つ心からの優しさと偏りのない考え方は、しっかりと伝わったようだ。