ジャニーズの中でも、「大阪から（デビューするようなグループが）出るっていうのは新しい話だった。2人組っていうのも新しい話だった」「お互いに1人のことやれって言われたのも初めて」と、KinKi Kids結成に寄せられた期待やプレッシャーについて語る。「ジャニー（喜多川）さんがKinKiに対して、初めてのことをなんでもかんでも挑戦させてるっていう。まずはKinKiでやらせようっていう感じなんで、1人のことをやれって言ってもらったときも『本気でやらな』ってことで、2人のとき同様、本気でやるんですね。それを確立して2人のことも本気でやるっていう。これをやれてるグループっていうのは、うち（ジャニーズ）にはいーひんから……。（略）ジャニーさんがやらしてくれたんで、今の僕があるなあ」と熱く語り、目を潤ませた。

　「お父さん（店主）の話を聞いてて、新しいこと、やったことないことにチャレンジするとか、自分の情熱のまま突き進むとかっていう話を聞くと、僕はなんかほんとにハートに針刺さってくるくらい痛い」と続けた。さらに上京当時お世話になった先輩の話になり、佐野瑞樹とSMAPの名を挙げていた。

　たまたま番組で訪ねたたこ焼き店で、自身の上京当時の苦労を思い起こすきっかけとなり、懐かしさと感謝で胸を熱くした剛。デビュー20周年イヤーに突入した今だからこそ、さらに胸にこみ上げるものがあったのかもしれない。