海外メディアにも広がるSMAP解散騒動! 日本メディアが伝えない“本当の問題点”とは?

2016.8.23

 また、フランスの『ル・モンド』は、「ジャニーズは日本のショービジネス機関として絶大な力を持ち、イメージ、マーケティング、所属タレントの私生活まで操作する」と、イメージ重視の売り方をするあまり、個人の自由を奪っているのではないかと指摘。これは例えば、今回のSMAP解散に関連して報道された、「木村拓哉の結婚を事務所が反対していた」という事柄にも関連してくるだろう。そういった制限をする代わりに、ジャニーズアイドルたちがテレビやその他メディアへ出演できるよう保障している、と見ているようだ。

イギリスの『エコノミスト』は、「日本のタレントマネジメントは、スターを厳しく管理することで知られている。彼らがエージェントを変えた場合、キャリアを維持することはほとんどできない」と、ジャニーズ事務所だけでなく、日本の芸能界全体の問題として取り上げている。

 このように、海外メディアは今回のSMAP解散騒動を「人権」「労働」という点から見て報道している。日本との報道の違いについて、「海外メディアは人権、雇用、奴隷契約として扱うのに、日本はゴシップ扱い。なぜこんなにも違うの?」「日本のマスコミはこのことにはまったく触れていない。異常事態だと思う」「これって海外メディアじゃなくて日本が報道しなきゃいけないことじゃないの?」と、ファンのみならず、ネット上には怒りの声が噴出している。

 もはや「芸能ゴシップ」程度の話では済まされないほどの広がりを見せている、SMAP解散騒動。今後も世界中がこの話題に注目していることを忘れてはならないだろう。

コメントをもっと読む

コメントを書く 投稿の利用規約

(コメント掲載に5分ほどかかる場合があります)

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

中居正広 木村拓哉 稲垣吾郎 草なぎ剛 香取慎吾 関連記事