そんな2人でもストライクが出せるよう、プロボウラーから両手投げのやり方を教わることに。ただ単に両手でボールを投げればいいというワケではなく、助走の仕方まで変わるということで、まずはボールを持たずに練習してみることに。非常にユルい番組ではあるが、2人とも真剣な表情で練習する姿が印象的であった。

　光一も剛も最初よりは腕が上がったものの、数時間の練習ではなかなか上達しなかった模様。最後にタモリと光一、剛の3人でスコアを競ったのだが、順当にタモリが優勝するのだった。しかし、最後の投球となった剛は『タモリ倶楽部』らしい展開を演出。対決の中でストライクが出なかったため、「“欲しい画”はひとつ！」「素晴らしいエンディングを！」とプレッシャーをかけられる剛だったが、投球した瞬間ボールが大きく左に曲がりガーターに。「まあまあこんなもんよ、我々は」という光一のフォローも入り、これはこれで番組らしいオチになったのだった。

　放送を見ていたファンは、「ジャニーズとはいえストライクを出さないのがKinKi Kids（笑）。『タモリ倶楽部』だし、そのユルさがまたいいよね」「最後でやらかしちゃうところがKinKiのおもしろいところ！」と、KinKi Kidsと番組が放つ独特の空気感に癒やされていたよう。また、7月12日にニューシングル「The Red Light」を発売するにもかかわらず、一切“宣伝”をしなかった2人には「宣伝なにもしないで、ただボウリングだけ楽しんで帰っていくKinKi Kids最高（笑）」「どこに出ようと、いつも通りなKinKi Kids……！」と、驚きつつも感心していたようだ。

　ジャニーズだけど最後に決めきれなかったり、宣伝をせずに終わってしまったり、まったりとした姿を見せてくれたKinKi Kids。そんな2人の“自然体”な姿が、『タモリ倶楽部』と見事にマッチしているようだ。