タッキー&翼・今井翼出演『屋根裏の恋人』第6話、ツッコミ要素がなくなり「物足りない」との声続出!

2017.7.12

 樹には、株価の不正操作で巨額の利益を上げた“井沢”という人物を殺害した容疑もかかっている。樹は「自分はやっていない」と衣香に話していたが、第6話のラスト近くで、瀬野機器の事務所にたたずむ樹のそばに、血の付いたナイフがある光景が一瞬映し出された。果たして真相はどこにあるのか、大いに気になる展開だ。

 今回は誠の浮気告白と逮捕という大きな出来事が描かれたこともあり、今井演じる樹の登場シーンは少なめだった。衣香と屋根裏で密会する場面では、誠の浮気を知りながら衣香にそれを告げなかったことについて「それが理由で衣香にオレを選んでほしくなかったんだ」とかっこ付けたことを言う。「今後なにかあっても、オレのことを信じてほしい。いいね?」と念押しする樹に、「たとえ、あなたが殺人犯でも愛してる」と答える衣香。この2人が愛し合っている理由や、なぜそんなに信頼しあえるのかは、未だによくわからない。もしかしたら、これこそがこのドラマにおいて“最大の謎”なのかもしれない。

 第6話のラストシーンでは、いつの間にか屋根裏から逃げ出してどこかの海辺にたたずむ樹の姿が映し出された。やたらとまゆ毛をキリッとさせて遠くを見つめているが、一体なにを考えているのだろう。衣香を利用したことへの後悔なのか、それとも衣香を本当に愛していて、複雑な思いを抱いているのか。そもそも、もし誠への復讐が「不正の証拠を集めて検察に告発する」ことだったのであれば、何もその家の屋根裏に住み着く必要まではなかったはず。「いろいろと伏線がちりばめられていたようで、予想外に一本道なストーリー」と評する視聴者もおり、ツッコミどころが多い一方で、本筋は奥深いのかもしれない。

 残り2話で、視聴者をあっと驚かせるような仕掛けを用意していることを期待したい。

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