そして、肝心の19日放送では、オープニングから「今夜、ザキヤマとスタッフにはハッキリさせておきたい事があります」「噂される自身の将来に 今夜、香取慎吾が初めて言及」というテロップを表示し、重大なコメントがあることを予感させた。一方で、この日の企画は新潟・小千谷市の岩沢地区で暮らしている視聴者の依頼を受け、香取＆山崎とゲストの元プロレスラー佐々木健介が同地へ。限界集落の活性化を図るべく、今年4月にオープンした農家民宿で「不足している設備の充実に男手を貸してほしい」とのお願いだった。

　番組中盤、香取と山崎が作業を進める場面で、2人は直近のロケの内容を振り返りつつ、「『おじゃMAP!!』何やりたい？」（香取）という会話に発展。香取が「暖かいところ行きたい。ハワイとまで言わないから、サイパンとかさ」と提案したところ、山崎はここぞとばかりに「サイパンはオレ達も行きたいけど。結局ほら、遠くなるでしょ？　留学するんですよね？」と、ストレートに質問した。一瞬、沈黙した香取は「ちゃんと答えようか？」と返した上で、「そうね……。留学とか。まぁ、20代とか、なんかそういうの『行きたいな』とかあるじゃん」「（でも）オレ、40（歳）！」と、回答。改めて山崎から「え？　しないんですか？」と確認され、香取は「今、留学して勉強しない！」「マジでしない！」と語気を強めた。

　さらに、山崎が「ただ、あの問題もあるでしょ。オレ、なんて呼んだらいいんだろう、今後。画伯でいいんですかね？」と、“画家転身説”についても踏み込むと、香取は「オレを画家にしたいの？」「画家は微妙かな～。だって、絵を描きたいのはあるじゃん。絵はこれからも描きたいし……」と、これまで同様に好きな絵は描き続けると宣言。続けて、「こんな時だから言うけど……。オレ、引退しないから！」と明言した。本心を聞いた山崎は大笑いした後、「香取さん、（カメラ）回ってるよ。いいよね？　はい、いただきました！」とあっさり納得。すっかり開放的な気分になったのか、 香取は両腕を上げて伸びをしながら、「本当にさ、『おじゃMAP!!』でいろんなとこ行って遊びたいよね」と打ち明けていた。

　当該シーンでは、SMAPのアルバム『super.modern.artistic.performance』（2008年）に収録され、前向きな歌詞が印象的な楽曲「はじまりのうた」をBGMとして使用。この演出もファンの涙を誘い、ネット上では「『おじゃMAP!!』スタッフさん、慎吾の本当の言葉をそのまま伝えてくれてる。ありがとうございます」「慎吾、ありがとう。その言葉を待ってました！」「慎吾ちゃんの口から初めて『引退しないから』と聞けて涙が出た。その後のSMAPの『はじまりのうた』も感動した」と多くの人々が歓喜。番組のTwitterにも、「そのまま放送してくれて本当に感謝します。これからもよろしくお願いします」「慎吾ちゃん、ザキヤマさんの『おじゃMAP!!』が大好き。末永く続きますように」とお礼のメッセージが殺到している。

　ちなみに佐々木のブログによれば、今回のロケは7月4～5日に行われた模様。退所発表後となるため、これが直近の香取の心境なのだろう。今後も香取らのレギュラー番組が無事に続くことを祈りたいものだ。