「新しい地図」は、Webサイトだけでなく、22日付の新聞に“全面広告”も掲載された。サイトのトップページと同様、青空の写真がメインとなったこの広告は、朝日新聞と東京新聞にのみ掲載。朝日新聞といえば、16年末にSMAPファンからSMAPへの応援メッセージを新聞広告として掲載する、大規模クラウドファンディングを支援したことが記憶に新しい。また東京新聞も、メンバーの誕生日など記念日に合わせ、SMAPファンが個人広告欄「TOKTOK」にメッセージ投稿。これを大量に受け入れ、記念日の度にSMAPファンからのメッセージで紙面があふれかえる光景が度々見られる。

　3人の代理弁護士からマスコミに発表された書面には、「ファンの方々からいただいた暖かい言葉・応援の数々に3氏がどれほど助けられたか計り知れないものがあり、その感謝の気持ちをファンの方々に伝えることを何よりも優先したいとの、3氏たっての希望によるものです」と、今回全面広告を出すに至った経緯が記載されている。ファンの思いが彼らに届き、その“返事”をしてくれたのかもしれない。

　ネット上では「新しい」（NEW）「地図」（MAP、方角を表すNEWS）という名称から“NEW SMAP”という意味を見出したファンもおり、まさに“お祭り状態”。稲垣・草なぎ・香取の新たな動きに対しては、「やっと新しいことが始まるワクワク感！」「動画のクオリティがむちゃくちゃ高くてビックリ！　センス良すぎるでしょ！」「3人の活動待ってました！　本当に心からうれしい！」と歓喜の声が多数上がっている。

　また「新しい地図」のサイトには、「株式会社CULEN」という会社がリンクされており、そのサイトには「これから、稲垣吾郎さん、草彅 剛さん、香取慎吾さんとクリエイティブな活動をご一緒させていただきます」とのメッセージが。退社後しばらくは弁護士を代理人として活動していた3人だが、今後は同社の所属となるようだ。

　16年1月に降って湧いたSMAP解散報道から、1年9カ月もの間明るいニュースがほとんどなかったSMAPファンにとって、「新しい地図」の登場は“明るい青空”のような気持ちにさせてくれる、とびきりうれしいニュースだろう。これからの3人の活躍に、ますます期待が高まる。