【timelesz 2025年炎上事件簿】8人体制始動後からの騒動を回顧――公式サイトで謝罪文発表も

2025.12.31

2024年4月1日に新グループ名とメンバー増員を発表し、オーディションを経て25年2月より8人組となったtimelesz。24年9月13日から配信がスタートしたtimeleszの新メンバー募集オーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(Netflixで配信、以下『タイプロ』)は「社会現象」とも言えるほどのヒットを遂げた。

Netflixで全世界配信されたこともあり、これまでSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所、以下『STARTO』)のアイドルに関心がなかった層まで『タイプロ』に大ハマリ。そのため、8人体制になってからは良くも悪くも彼らの一挙手一投足に注目が集まることに。SNSでの“炎上”をはじめ、timeleszの25年のトピックを振り返っていく。

『タイプロ』発起人の菊池風磨(写真:サイゾーウーマン)



■新体制早々に“原嘉孝へのイジリ”で大荒れ

Sexy Zone(24年4月1日よりtimeleszに改名)のオリジナルメンバーである佐藤勝利、菊池風磨、松島聡が“仲間探し”をするという目的で始まった『タイプロ』。審査の結果、一般公募から参加した猪俣周杜、篠塚大輝、橋本将生と、STARTOの「俳優部」にて個人で俳優業を行っていた寺西拓人、原嘉孝(4次審査から合流)の計5人がtimeleszのメンバーに加わった。

25年2月15日配信の最終エピソードで合格者が発表された後、timeleszは同日に『timelesz襲名式 新体制発表記者会見』や、ファンクラブ(以下、FC)会員限定の生配信を実施。そこで、菊池による“原イジリ”が物議を醸すことに。

会見で報道陣から新メンバーに「自分が選ばれた理由はなんだと思いますか?」と質問が投げかけられると、いの一番にマイクを手にした原は「ビジュアルです」と自己申告。すると菊池は「ちょっとごめんなさい。これだけは。原さんですけど、言うまでもなくビジュアルです。めちゃくちゃカッコいいです」「一番カッコいい」と原の言葉を強調するようにアピールした。やや大げさなアシストを受け、原ですら「そこまで言われると嘘ですけどね、もう」とあきれていたのだが……。

その後の生配信でも、菊池は新メンバー紹介の際に原の順番を飛ばそうとしていたほか、彼がオーディション中に短髪にしたことについて「(組み立てブロック玩具の)レゴみたい」「人形もあんな感じじゃない?」などとイジり続けていた。『タイプロ』効果でせっかく多くの新規ファンがついたにもかかわらず、「風磨の原ちゃんイジリがエグすぎて、見てて不快だった」とドン引きする声が続出。

なお、2月17日放送のラジオ番組『timeleszのQrzone』(文化放送)で本人たちが明かしたところによれば、こうした原と菊池のやり取りは事前に相談して行われたものだったとか。2人はこの出来事を「ゴリ炎上」と表現していたが、timeleszは以降も何かとSTARTOファン界隈をざわつかせるグループとなった。

■佐藤勝利、新メンバーに代打でブログを書かせる

公式モバイルサイト「FAMILY CLUB web」内で、個人ブログ「vic.Story」を連載している佐藤。25年2月25日の更新では、ここ数日の投稿を新メンバー・猪俣に書いてもらっていたことをぶっちゃけた。

例えば、同18日は「歌番組終わったあと急いでシャワー入ったよ」(原文ママ、以下同)など比較的に簡素な文章になっていたのだが、佐藤は「ちょっとした悪戯心」で猪俣に代筆を任せたという。ネタバラシをした佐藤は「少ししたら止めようと思ってた」ものの、疑う声が少なかった点や好評だと感じたために1週間も続けていたとのこと。

同サイトは月額330円の有料制とあって、「有料ブログを代筆させることがやばいことだって思わないの?」「お金取ってるのに、別人がブログ書いてたなんて詐欺なのでは……」と、ひんしゅくを買った。

■8人での初アルバム『FAM』、収録内容に否定的な声

8人組として走り出したtimeleszは、3月21日に初のアルバム『FAM』のリリースを発表。所属レーベル・UNIVERSAL MUSIC JAPANのサイトでは、初回限定盤BのDVD・Blu-rayに『タイプロ』最終審査のビハインド映像を「大ボリュームで収録」していると告知した。

なお、最終審査では、一般公募から勝ち進んだ浅井乃我、浜川路己、本多大夢が脱落。アルバムの情報を知り、3人のファンたちは「まさか脱落者を使って数字を稼ごうなんてことしてないよね?」「ビハインドの映像だけ全く別物で発売とかしてくれたらいいのに、やり方がひどすぎる」と不快感をあらわに。

そんな『FAM』は6月11日に発売され、初日だけで48万5033枚を記録(オリコン調べ)。同日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、インタビュアーに「8人体制になって、レコーディングに何か変化はありましたか?」と聞かれた際、佐藤が「楽になりました」とコメント。「アーティストとしてそれは言ってはいけないことじゃない?」「勝利の歌声が好きなファンに失礼だし、3人時代を否定されてるようにも捉えられる」と、辛らつな意見が上がった。

ちなみに、『タイプロ』の映像作品は12月17日に『timelesz project -AUDITION- Special Edition「軌跡」』(DVD&Blu-ray)というタイトルで発売されている。

■猪俣周杜に元交際相手との“プリクラ流出疑惑”浮上

3月下旬頃、猪俣らしき男性と、女性が写っているプリクラ画像がネット上に流出。timeleszの新メンバーとして活動を始めたばかりとあって、SNS上で大きな騒ぎとなった。

X(旧Twitter)にて猪俣とその“元彼女”とされる2人のプリクラ画像が出回り、ファンが動揺。男女の顔はプリクラ機によって原型がわからないほど加工が施されていたのだが、男性が着ている洋服は猪俣が『タイプロ』の2次審査などで着用していたものとよく似ていたこともあり、疑惑が強まっていった。

timeleszへの加入が決定する前に撮ったプリクラとみられるが、もしこれが猪俣本人だった場合、活動自粛などの処分を受けるのかどうか、ファンが不安視していたのだ。ただ、その後も疑惑の真偽は判明しておらず、12月末時点で女性スキャンダルの決定打となるような新たな“爆弾”は落とされていない。

■新メンバー・橋本将生と篠塚大輝がドラマ初出演で「ゴリ押し」の声

一般枠からtimeleszに入った橋本と篠塚が、4月25日深夜放送の『真夜中の社内恋愛』(日本テレビ系)で、ドラマ初出演にして初主演を務めることが明らかに。グループ加入後、わずか2カ月での抜てきに「ゴリ押し」と、批判の声が殺到した。

同番組のコンセプトは「深夜の妄想実現バラエティー」。2人は「もしもtimeleszの橋本将生・篠塚大輝がIT企業で働く私の後輩社員だったら…」というテーマのもと、バラエティー番組の中でのドラマパートのような企画で演技に挑戦した。

しかし、放送前に番組公式Xが「ドラマ初出演・初主演・W主演決定」と発表したため、新メンバーを快く思っていないネットユーザーらが「深夜枠とはいえ、いきなりドラマ主演?」「ドラマ枠、ジュニアに譲ってあげたら?」「演技の仕事をゴリ押しするくらいなら、歌とダンスのレッスンしなよ」と大ブーイングを浴びせる事態に発展。

この時はバラエティーの延長線上だったものの、同年10月期の『ひと夏の共犯者』(テレビ東京)では、橋本が連続ドラマ初出演にして初主演を果たした。そして、猪俣もメンバーの松島と俳優・白洲迅がダブル主演を務める連ドラ『パパと親父のウチご飯』(テレビ朝日系)にレギュラー出演。ドラマ初出演となった猪俣は劇中で金髪姿も披露し、初々しい演技を見せていた。

■菊池風磨と白石麻衣、交際継続報道

24年3月、元乃木坂46メンバーで女優の白石麻衣との熱愛が報じられた菊池。報道後、週刊誌にツーショット写真などを撮られることはなかったが、25年5月に一部で「交際継続」が伝えられた。

第一報は24年3月8日付の「スポーツニッポン」。記事によれば、2人は数年前にも付き合っていたものの、お互いに多忙だったために破局を選択。ところが、23年中に復縁すると、自宅でデートを重ねるなどして愛を育んでいったとか。「スポーツニッポン」は「結婚前提」での真剣交際だとスクープしていた。

およそ1年後、25年5月15日発売の「女性セブン」(小学館)は菊池と白石が“おこもりデート”を続けていると報道。ただ、同誌にはツーショット写真や交際を裏付けるような証拠は載っていなかっただけに、「そもそも、付き合ってないでしょ」と、交際自体を疑っているファンも少なくないようだ。

■寺西拓人、「外野」発言が物議を醸す

ジュニアでの下積みを経験し、21年4月に俳優業専念を表明した寺西。さまざまな舞台に出演していた一方、アイドルグループでのデビューを諦めきれず、『タイプロ』を経てtimeleszメンバーに選ばれたわけだが、6月下旬より幕を開けたtimeleszのツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 ~FAM~』内で話した内容に疑問の声が上がることに。

発端は、8月23日の静岡公演。ドーム公演や冠番組が続々と決まるなどのtimeleszの現状について、「外野から『早くない?』って言われることがあると思う」と切り出したという。その上で、寺西は「好きだったらよくない? と思うんですよ」「(自分たちとファンは)好きと好き同士なんだから」と、述べていたそうだ。

寺西といえば、「国民の元カレ」というキャッチコピーがつくなど、『タイプロ』をきっかけに新たなファンを獲得。その半面、オーディションの開催を決めたtimelesz自体は、長年の事務所ファンやジュニアファンから敵視される存在に。「寺西くん、一気に人気になっちゃって浮かれてるのかな。周りが見えなくなってる感じ」と失望の声が上がったほか、Sexy Zone時代からのファンも「新体制を受け入れられないファンは外野なの?」「半年前まで外野だった人に“外野”呼ばわりされるなんて」と憤っていた。

■ファンミの演出や会場の規模について不満が漏れる

ング『timelesz SUPER FAMeeting~また夏が終わっていくんだね。でも、今年は新しい家族と過ごした最高の時間だった。だから夏の終わりも一緒にいようよ。唯一無二のレイトサマーParty! 残暑の花火もいいんじゃない?~』(以下『ファンミ』)を、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催。6月発売のアルバム『FAM』の購入者特典(抽選)だった。

千葉公演の後半にはSexy Zone時代やtimeleszの楽曲が流れる中、花火が打ち上がったとのこと。その最中、Sexy Zoneのオリジナルメンバー5人が共同で作詞を手掛けた楽曲「timeless」もかかっていたという。

ファンミ終了後、松島は個人のインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)に「とある瞬間に涙腺崩壊。色々と過去を思い出したり、未来を想像したり」と、感慨深げに感想をつづった。現timeleszの8人、そしてSexy Zoneの元メンバー・中島健人、マリウス葉を思い浮かべたのか、「何よりも こんな表現あってるか分かりませんが 10人を感じた」とも書いていた。

すると、一部ファンは「10人時代なんてないよ。都合のいい時だけ中島とマリウスの名前とか楽曲を使うのは胸糞が悪い」「10人が同じグループだったことはないのに『10人を感じた』とか言っちゃうのはおかしいと思う」などと、SNSで愚痴をこぼした。

なお、ファンミは同23日に大阪・万博記念公園でも行われたが、こちらは会場の事情によってメンバーを目視できない、モニターすら見えない、声も聞こえないといったブロックもあったとか。

参加したファンのレポートによると、公演中に佐藤は「後ろのほうも見えてるよ」などと後方のファンを気にかけていたというが、「ステージが遠すぎてモニターも見えないし、何をしゃべっているのかもわからない時があって、ひどすぎた」「これなら落選したほうがマシだったと思うレベル」なとど非難轟々だった。

■篠塚大輝、『めざましテレビ』での一発ギャグが大炎上

一橋大学に通う現役大学生・篠塚が、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)において、11月のマンスリーエンタメプレゼンターを務めた。最後の出演日となった11月18日放送回では、エンディングで一発ギャグを披露する流れに。童謡「大きな古時計」の歌詞をアレンジして「今はもう 動かない おじいさんにトドメ~」と笑いながら歌い、殴りかかるようなポーズを見せた。

これに対し、ネット上は「替え歌が不謹慎」「1ミリも面白くないし、不適切。自分には施設に入っている祖父がいるから、このギャグは残念だった」「FCに入っていたけど、篠塚のギャグを見て退会したいと思った」と大バッシングの嵐となった。

ちなみに、23年4月時点でお笑い芸人・鼻矢印永井がTikTokに投稿していたネタの内容と丸かぶりしていたため、どうやら篠塚のオリジナルギャグではないよう。鼻矢印永井もXで「ギャグパクられた上にめっちゃ炎上してる!!」(25年11月18日付のポスト)と反応していた。

その後、STARTOの公式サイトは同21日に「timeleszから皆さまへ」と題したお知らせを掲載。「この度は、番組出演時のメンバーによる不適切な言動により、多くの方々に不快な思いをさせてしまったこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「今後は、このようなことを起こさないよう、互いに律し合い、アイドルとしてあるべき姿とは何かを継続的に話し合いながら、日々の言動を見つめ行動してまいります」と宣言した。

同日、個人インスタグラムのストーリーズを更新した篠塚は「この数日間、メンバーとも話し合いをし、自分自身とも向き合っておりました。これからは信頼回復に努め、日々の活動に真摯に向き合ってまいります」とのコメントを発表。メンバー1人の言動が、グループ活動に悪影響を及ぼしかねないというマイナスの事例となった。

前述のメッセージでは「今回の件につきまして、個人の問題としてのみならず、timeleszとしてのことと捉えております」と決意を新たにしていたtimelesz。2026年はポジティブなニュースが続くことを願いたい。

サイゾーウーマンより】

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