4月15日にスタートする中居正広主演のドラマ『ATARU』（TBS系）に、Kis-My-Ft2の玉森裕太が出演することが発表されました。このドラマは、サヴァン症候群で特殊な能力を持つ謎の男・アタル（中居正広）が、迷宮入りしかけた犯罪事件を解決していくという物語。玉森は、アタルと行動をともにする刑事・蛯名舞子（栗山千明）の弟役で、精神科医を目指す医大生を演じます。中居との共演について玉森は、「中居さんは大先輩なので、この現場に入るまでドキドキでしたが、いろいろと吸収させていただきたいです。役柄が医大生なので、難しい言葉も多くて本などを読んで勉強しています。セリフの言葉の意味を知ることもできて、ためにもなるので楽しいです」とコメントしています。

この抜擢について気落ちしているのが、同じKis-My-Ft2の北山宏光のファン。「“中居ライン”の北山を期待してたのに……」という声が少なくありません。“中居ライン”とは、2月28日放送のバラエティ番組『中居正広の怪しい噂の集まる図書館』（テレビ朝日系）で、中居が北山について称したもの。「中居は学生時代から界隈で有名なイケメンだったのか」という話の流れから、中居が「レベルが違う」「SMAPで“木村ライン”と“中居ライン”があるじゃない」と自虐的に否定。そして、北山を指さして「残念！　中居ライン」と言ったのでした。

それを聞いた北山は「喜ぶに喜べない」と苦笑。さらに中居は「無理だもん、藤ヶ谷（太輔）とか玉森いたら無理だもん」とダメ押しし、笑いをとったのです。この様子を見た北山ファンは、「中居は後輩の北山をいじりつつ、かわいがっている」と好意的に受け取っていました。それだけにドラマ共演が叶わなかったことが残念でならないようです。

北山はJr.時代から絶大な人気を誇り、現在は藤ヶ谷、玉森とともにKis-My-Ft2の3トップといわれています。しかし、連続ドラマのレギュラー出演は、2011年の『美咲ナンバーワン!!』（日本テレビ系）で初出演を果たしたきり。そのときに共演した藤ヶ谷は、その後も『美男ですね』（2011年、TBS系）で主演、『理想の息子』（2012年、日本テレビ系）でも重要な役どころを演じました。また、玉森も連続ドラマ出演は、『幸せになろうよ』（2011年、フジテレビ系）、『美男ですね』主演、『最高の人生の終り方～エンディングプランナー～』（2012年、TBS系、1・2話）、そして今回の『ATARU』と続いています。お茶の間のKis-My-Ft2の知名度は、藤ヶ谷と玉森が群を抜いているようです。

こうした動きに北山ファンは、

「Jr.のときの北山のほうが輝いていたと思う」
「デビューしてから売り方がおかしい」
「ずっとキスマイを引っ張ってきた北山にふさわしい扱いをしてほしい」

と複雑な感情を抱いているようです。

さらにもっと複雑な気持ちになっているのが、千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣のファン。PVや、女装で話題となっている「ウォータリングキスミントガム」（グリコ）のCMなどを見ると、4人はカメラにあまり映らず、完全に“藤ヶ谷・玉森・北山＋その他4人”といった扱いになってしまっています。歌番組では3人と衣装に差が付けられていることも……。

「デビュー後、グループ内の格差がありすぎて悲しい」
「4人だって実力や才能があるのに……プロデュースの仕方が悪い」
「こんなことならデビューしないほうがよかった」

と、ファンは怒りや嘆きを隠せません。「Kis-My-Ft2の中で誰がいちばんで、誰が引き立て役ということはない。7人でKis-My-Ft2」、そんなファンの思いが届くことはあるのでしょうか。