10月22日放送の『HEY！HEY！ HEY！』（フジテレビ系）に関ジャニ∞が出演しました。今年デビュー8周年を迎えた彼らですが、不遇なイメージが強すぎるのか,
MCのダウンタウン・松本人志から「キュッとしたら2年くらいですよね？」とツッコまれます。これに対して横山裕が「8年ちゃんと歴史刻みました！」と返そうとしますが、残念ながら横山はカミカミ。「甘噛みしただけです」と開き直ってスタジオを沸かせていましたが、横山の滑舌の悪さ、最近ますますひどくなっているような……？

この日、番組に関ジャニ∞が持ち込んだという企画は「初体験連発!!　2012年の3大ニュース」。第3位は「初グループ主演映画『エイトレンジャー』公開!!」でしたが、浜田雅功から「ふざけた映画ね」とこき下ろされます。けれども『エイトレンジャー』のルーツというのが、実は『ダウンタウンのごっつええ感じ』（同）で放送されていたコント「世紀末戦隊ゴレンジャイ」。「それを僕ら見てて、こういう戦隊モノで面白いことできへんかなと思ってエイトレンジャーやり出してるんですよ」と横山が語ると、浜田は「へぇ～！」と驚いた表情。発祥が自分たちのコントとなれば、「ふざけた映画」とはもう言えないかもしれませんね。
続いて第2位を発表する段で、丸山隆平が「ジャジャンッ！」と景気よくフリップの紙をめくるも、手がすべったのかヒョロヒョロと紙が落ちてしまいます。それを見て見ぬ振りをして前に向き直る丸山の姿に客席は爆笑。MCの2人からもツッコまれていました。普通のこともただで終わらないあたりが、関ジャニ∞の魅力のひとつですよね。さて第2位は何だったかというと「初の屋外コンサート開催!!」。今年9月16日に開催され、5万5,000人を動員した味の素スタジアムでのコンサートについて話そうとした面々ですが、「ようやらせてくれたね」（浜田）「お客さん90何人来た？」（松本）と2人は相変わらず辛辣。「嵐とかのやつってスゴイやんか」と、浜田はあくまでも“関ジャニ∞は人が入らない”ベースで話を進め、「あんな感じです」と村上信五が言っても浜田は信じられない様子。しかしながらその感覚も、あながち間違っていないようで、「でもやっぱり、僕らも“キャー！”言われてたまに戸惑う時もあるんですよ」と横山。まだいまいちアイドルになりきれていないようです。

そして第1位はというと、「初ベストアルバム」でした。浜田から「ベストを出すのはそんなにうれしいことなのか」と聞かれると、強い思いが口調に出たのか村上が「うれしいですよ！　シングルが貯まらんと出せませんやん、ベストアルバムって！」と力んでいました。横山はこれを1位にした理由を話しますが「ぶっちゃけ、1位にゃ（に）なると宣伝なるかなと」と再びカミカミ。ぶっちゃけ発言で噛んじゃ台なしですね。

またデビューシングルが演歌「浪花いろは節」だったことについても「めっちゃ恥ずかしいやん。よう出たな！」（浜田）、「それは90何枚売れたの？」（松本）とケチョンケチョンに言われるメンバー。「錦戸はめっちゃ嫌がったんちゃう？」という浜田の問いに錦戸は「僕、途中参加やったんですよ。でも（みんなが）スゴイ一生懸命やってるから（笑）」と、やる気より同情心で参加していたことを明かし、「アイツバカにしてるぞ！」と浜田にツッコまれていました。当時は演歌ジャンルとしてデビューしたため、村上いわく出演番組は「ほとんどNHKかテレ東」。ステージの袖で黒柳徹子に挨拶した時には「関（せき）ジャニさんですね？」と「ものすごい知ってる感で言われた」など、当時のおもしろエピソードも語っていました。

「二度と見たくない!?　禁断の映像解禁」のコーナーでは2005年3月28日に放送された同番組での関ジャニ∞の初登場シーンを公開。7年半前のVTRには、まだあどけなさの残るメンバーの姿があり、渋谷＆村上の漫才や、横山ののこぎり芸が公開されました。そのVTRでスタジオが沸いたのはもちろんですが、さらに笑いを誘ったのは松本と横山の発言。「あれ？　オレずっとホト（蛍原徹）ちゃんや思ってた」と髪型がそっくりな渋谷すばるをイジり始めた松本。それをフォローしようと横山が「（渋谷は）うどんは鼻に入れないです！」と言ったのですが、うどんを鼻に入れるのは蛍原ではなく、ほっしゃん。です。結局フォローにならず、これにはメンバーも大爆笑でした。

番組で関ジャニ∞は「好きやねん、大阪。」「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」のスペシャルメドレーを披露しました。10月17日発売のベストアルバム『8EST』は初週29.8万枚を売り上げオリコン首位を獲得。下積み時代を笑いのネタにされることはあれど、もうあの頃のような苦労をすることはなさそうです。