森光子にこそ“光”だった……東山紀之との複雑な関係

2012.11.18

ジャニーズ事務所所属タレントや社長のジャニー喜多川氏と親交が深いことでも知られた女優・森光子が、肺炎による心不全で10日に死去していたことがわかった。この悲報に、ジャニーズ事務所は当初「ショック大きくコメントできない」と具体的なコメントは発表していなかった。多くの芸能人がコメントを発表する中、特に親交が厚かった少年隊の東山紀之のコメントがいち早く発表されなかったことが気がかりだった人も多いはず。

2人は、1986年の紅白歌合戦に少年隊が初出場した際、森が「あなたのファンです」と声をかけて以来密な親交を重ね、森は東山のことを「友達以上、恋人未満」「心の恋人」と表現し、東山も「母であり、恋人」と受け入れ、世間が真剣交際を疑うほどの濃密な関係を構築してきた。

東山は15日、ロケで訪れていたタイ・バンコクから帰国した成田空港で取材陣に対応した。悲しみのあまり、しばらく言葉が出なかった東山。タイで訃報を聞いたとき、しばらく固まってしまったという。約2週間前に入院中の森に、妻の木村佳乃の第2子妊娠を報告し、タイに行くことも話していたというから、入院後も頻繁に近況報告をしに行っていたようだ。

東山の追悼コメントはファクスでも流された。「僕の人生を照らし続けてくれた光が消えてしまいました。偉大で美しい光に導かれ、僕は自分の道を見つけることが出来ました。全てが森さんのおかげです。感謝してもしきれません。森さんが僕に教えてくださった表現者としての美学と志は僕の一番の財産にもなりました。天国にいる森さんに、これからもずっと温かい気持ちで見守ってもらえるよう、僕は日々の努力を怠らず、常に精進していくようにします。森さん、本当にありがとうございました。どうかゆっくり休んでください。僕は、森さんの優しい笑顔を絶対にわすれません」と、コメント。ネットでは、「実際問題、東山も解放されてホッとしてるだろ」という辛辣な意見や、「ニッキの人生も照らしてあげたらよかったのに」「ニッキはみんなを照らす側だから」と、あまり関係のない少年隊のメンバー錦織一清の名前も。

さて、東山は以前、木村との結婚報告の際に森のもとへ2度も行ったことを明かしていた。2度も行ったということは、1度目は理解を得られなかったのだろう。また結婚後に、2人と同じマンションに引っ越した森。この尋常ではない行動について「一時的に監視していたいという気持ちもあるのかもしれませんね」と、その心理を自分でも分析していた。木村の第1子妊娠発覚後に元の家に戻ったというから、このあたりから諦めがついたことがうかがえる。

また、東山の交際や結婚などの吉報と同時期に、体調不良による主演舞台『放浪記』の上演中止や入退院の繰り返しなどがあった。東山という“光”を失い、先に悲しんだのは森だったのかもしれない。

約26年にも渡る、森の熱い思いは東山にとって実際どのようなものだったのだろうか。12月7日に行われる本葬で東山はどんな言葉を伝えるのか、ファンをはじめ多くの人が関心を寄せている。

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