＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『信長のシェフ』（テレビ朝日系、毎週金曜午後11時15分～）初回視聴率11.6％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

Kis-My-Ft2玉森裕太の単独初主演ドラマ『信長のシェフ』が１月11日に放送スタートしました。ドラマは「週刊漫画TIMES」（芳文社）で連載中のマンガ（原作・西村ミツル、画・梶川卓郎）が原作。フレンチシェフのケン（玉森）がタイムスリップした先は、戦国時代の京都。間者（スパイ）に間違われ追われていたところ、刀鍛冶の夏（志田未来）に助けられます。「なぜ戦国時代にいるのか。自分は誰なのか」、タイムスリップした際に記憶をなくしてしまったケンですが、料理と歴史の知識だけは残っており、かくまわれた夏の家で、のちの豊臣秀吉（ゴリ）に宇治丸（うなぎ）を調理。その後再び命を狙われますが、織田信長（及川光博）に助けられ、ケンは料理人として信長の料理頭・井上恭之介（きたろう）と対決することになります。


勝負のお題となったのは鴨。「いざ参らん、戦国のキュイジーヌ！」という決めゼリフを放ち作り上げたのは、「真鴨のロースト　柿のピュレ　栗と野生のキノコ添え」。その名前から盛りつけ、味付けまで、初めてずくめの逸品に信長は唸り、軍配はケンに。さらにポルトガルから布教に来た宣教師ルイス・フロイス（ダニエル・カール）をもてなすと、ルイスは故郷を思い出して涙。このことがきっかけで、ケンは信長から専属料理人になるよう言い渡されます。その後、時折ケンと夏を茶化しにやってくる人物（稲垣吾郎）が、のちに信長を殺す明智光秀だと明かされたところで第1話は幕を閉じました。

このドラマの1番の見どころは玉森の包丁さばき。料理について玉森は、『ワイド！スクランブル』（1月11日放送、テレビ朝日系）で「この役のおかげで料理をするようになりました。卵焼きにはダシを入れ、しょっぱめにするのが好き。女の子に作ってもらいたい料理はストレートに和食です。上手じゃなくても頑張ってやってくれるのが嬉しい」と自身のことを書いた「夕刊フジ」を生読み。ファンは和食の腕を上げておきたいところです。

また冬の京都といえば極寒ですが、第1話では気温2度の中、川に飛び込むシーンも。1月6日に行われた制作発表記者会見で及川は、この体当たりの演技について「玉ちゃんは薄っぺらい着物で、時には裸足での撮影なのに、文句も言わずに常に笑顔。本当に根性あるよね！　見習おうって思った」と大絶賛。バラエティ番組などでこれまでいろんな試練を乗り越えてきた甲斐がありましたね。

さて第1話について、SNSではファンたちが「何回見ても玉ちゃんの演技力すごい!!」と大興奮。テレビ画面を撮影した画像がいくつも出回り、「ふとした時に見せるやわらかい表情にやられまくり」「悩殺角度」などと、普段見られない玉森の表情を楽しんだ人も多かったよう。一方大手掲示板では「『JIN』のパクリ」「1時間ドブに捨てるつもりで見たほうがいい」とシビアな声が多く、玉森についても「脇役はいいけど主演が棒読み」「あまりにも演技力なさすぎワロタ」などと酷評。付けられたあだ名は「玉棒君」でした。

が、中には「演技が悪いというより声の出し方がマスター出来てない感じ」「ぼそぼそしゃべるのをどうにかすれば、表情の出し方はいいしどうにかなるかも」という意見も。演ずるのは料理を熟知したシェフ。玉森自身も「演じる上で、どこまで一流のシェフらしく立ち振る舞えるかが勝負！」（「TVガイドPLUS VOL.9」東京ニュース通信社）と語るように、少しでも声に貫禄が出てくれば、「玉棒」から脱することができるかもしれません。また今後、森可成の息子・森蘭丸として関西ジャニーズJr.の永瀬廉も出演予定。こちらの演技にも注目です。