堺正章がゲストと料理をしながらトークを繰り広げる『チューボーですよ！』（TBS系）。2月2日放送回には、KAT-TUN中丸雄一が出演。照明が瞬く中、エプロン姿の中丸は得意のボイスパーカッションを披露しつつ登場しました。

この日のメニューは「揚げ出し豆腐」。早速豆腐を切る堺から、KAT-TUNメンバーのキャラを尋ねられます。中丸は「ざっくり言うと、亀梨（和也）は、イジられる側ではないですね。どっちかっていうとツッコミ。で、ツッコまれる側は、僕だったり田口（淳之介）、田中（聖）もそうですね。上田（竜也）は間ぐらいですかね」と説明。本当にざっくりしすぎなキャラ解説です。

そしてデビューのキッカケについても語ります。中丸は中学3年の終わりにジャニーズ事務所に入所。同級生の女の子が履歴書を送ってくれたのがキッカケでした。同期には亀梨、NEWSの増田貴久、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔がいることを明かすと、堺から「（ジャニーズの）デビューは必ずグループなのか」と聞かれます。中丸は「昔はソロもあったみたいですけど。僕、歴史はあんまりわからないです」と正直に返答。しかしジャニーズ最初のグループ名を問われると、「ジャニーズ！」と即答。メンバーの名前は知らなかったようですが、「元々野球チームだったんですよね？」と語り出します。が、堺は事実を知ってか知らずか「違いますよ！」とこれを否定。すると中丸は本気で驚いた顔で「えっ!?　Wikipediaにそう載ってましたよ！」。同じ事務所の先輩について、まさかWikiで調べていたとは……。これには堺も爆笑していました。

この後中丸は堺にボイパ講座を開き、2人でセッション。堺は「ボン（ツ）、ボンボン（ツ）」というリズムを刻んでいたはずが、途中から馬の足音や銃撃音に脱線。中丸を困らせます。さらに堺が中丸の頭を撃つ真似をしてみせると、中丸はひと呼吸置いてから「……うわぁ……」と微妙な反応。どうやら堺のアドリブが高度すぎたようで、「手前から（お願いします）！」と懇願していました。セッションを終えると中丸は「それ（馬の足音）も含めて完ぺきです」と堺を持ち上げます。この軽いノリは番組の最後まで続き、堺がダシをこしただけで、「あー丁度いいです！　最高です！」。まるで社長の機嫌を取る部下のようです。

ところで中丸は最近家庭菜園にハマっているそう。同じく家庭菜園をしているTOKIO国分太一から話を聞いて興味を持ち、1年ほど前に始めたのだとか。これまでに作ったのはゴーヤ、ハーブ、ネギ、プチトマト。ハーブは、ハーブティーにして楽しんだそうです。堺がそのレシピについて、「ハーブは乾燥させるの？」と尋ねると、「いや僕はそのままやりました。採って洗って、そのままお湯に突っ込んで、香り楽しんで」。しかしその味は「ほぼ白湯」。血液型占いが本当だとしたら、中丸みたいな人を典型的なO型というのでしょうね。

聞くたびにうまくなっているように感じる、中丸のボイパ。しかし「将来やりたいこと」を尋ねられると、「絵本」と答えます。ここで絵のうまさを証明すべく、実際に画用紙に描いてみることに。そうして完成したのは、擬人化されたビール瓶とジョッキ、そしてこの日のメニューである揚げ出し豆腐。どれもとにかく素朴な顔立ちで、揚げ出し豆腐は頭にナメコを1つ乗せ右手で挨拶。この朴訥な雰囲気は、まさに中丸そのもの。ぜひ絵本に挑戦してほしいですね。

さて料理が完成し、実食の時。中丸は揚げ出し豆腐をひと口食べて「すっごいおいしいです。ショウガの風味もめっちゃくっちゃいいです」と絶賛。が、堺から揚げ具合について尋ねられると「もうちょっと衣欲しかったかなっていうのは、ちょっとはあります」と遠回しに意見する中丸。揚げた張本人である堺から「衣が薄かった？」と聞かれると、「あ、そうですね」と言いながらも、「完全に好みですけど」と自分の発言をフォロー。しかし同様に実食していた桝田絵理奈アナがキッパリと「揚げ出し豆腐というより湯豆腐」と評すと、中丸も「そっちの方向でも捉えることはできます」と中途半端に同調。八方美人な性格が露呈しました。

中丸属するKAT-TUNは、2月6日に20枚目のシングル「EXPOSE」をリリース。中丸いわく、この曲名には「さらけ出す」という意味があり、「攻撃的」とか「ワル」という“KAT-TUNらしさ”に回帰した作品だそう。表面上中丸には、攻撃的要素は皆無です。けれども「個性がほしい」という理由で始めたボイパをしっかり自分のものにしてしまったあたり、ただの「いい人」ではなさそう。実は次のステージを虎視眈々と狙っているかもしれません。