＜アイドル誌チェック!!＞

7月27日、激しい雷雨のために順延となった、NEWSの秩父宮ラグビー場公演。順延決定後には来場者87人が過呼吸や低体温症による体調不良を訴え、病院に運ばれました。同日の夜には、遠方から参加したファンが翌日公演のために帰宅せずに一夜を都内で過ごすことになったため、Twitter上には「連れ去られそうになった」という情報のほか、「警察に寝床を求めよう」といった非常識な意見が飛び交い、一部ファンが暴走するといった事態に発展。世間からも問題視されました。翌28日には振り替え公演を無事成功させ、メンバーは「正直、今日ステージに登場するまで不安だった。でも、こんなにたくさんの人に来てもらって、本当にありがとう！　みんなとオレらは無敵だね」（手越祐也）、「昨日のことはメンバーみんな悔しいけど、今までのこと、昨日のこと含め、壁は乗り越えるためにある」（加藤シゲアキ）とファンに感謝を伝え、順延についても前向きに捉えているようでした。



「duet」（ホーム社）2013年8月号のNEWSのインタビューには、奇しくも「ファンの○○を信じてる？」という質問があり、メンバーそれぞれがファンへの想いを語っています。「NEWSを好きでいてくれること」を信じてる、と答えたのは手越。これまでさまざまなトラブルやメンバーの脱退を経験したグループゆえにファンとは固いきずなで結ばれているといい、「女のコって“女心と秋の空”ってたとえがあるくらい、すぐ心変わりしちゃうって言うでしょ？　でも、オレは信じてるし、NEWSのファンを心の底から愛してる。だってファンのありがたみをいちばん知っているのは、絶対オレらだから」と語っています。小山慶一郎、加藤も同様に「何があってもいっしょにいてくれる」「ずっとついてきてくれること」を信じていると答え、メンバーがどれほどファンのことを考えているかをうかがわせるインタビューになっています。公演の中止が決まった際には、メンバーは観客の帰る姿を見送り、スタッフと協力して誘導するなど、誠意ある対応をしていたメンバーたち。その根底に、ファンへの愛があるのは間違いないようです。

そんな中、増田貴久は「“ライブで見たみんなの表情や反応”を信じてる」と回答。27日の順延決定後には、一部ファンが「帰らない」とメンバーに叫んだという目撃情報もありました。コンサートは直にファンとメンバーが触れ合う機会だからこそ、ファン一人ひとりの行動がメンバーにどう映るのか、あらためて考えさせられますね。

中島健人、菊池風磨、佐藤勝利の3人と、松島聡＆マリウス葉の露出の機会や扱いの違いから“グループ内格差”が起こっているともいわれるSexy Zone。8月28日発売のライブDVD『Sexy Zone Japan Tour 2013』のジャケットでも、松島・マリウスの写真が小さく、ファンに「またもや格差か!?」と衝撃を与えています。一時期は解散説まで飛び出したSexy Zone、「duet」ではメンバーがファンに向けて赤裸々な胸の内を明かしています。

「いまはメンバーそれぞれが自分の腕を磨く時期なんだと思う」（中島）、「『Sexy Zoneって、ひとりずつの活動が多いよね』って、いろんな方からいわれることが多い。そういうときオレは『ハイ、Sexy Zoneのひとりとしてがんばってます！』って言うんだ」（佐藤）と、メンバー自身が個々の活動が多くなっていることは認めています。とはいえ、「打ち合わせをしなくても自然と話せるようになってきたとき、『この5人でやりやすくなってきたな』って感じた」（菊池）というように、メンバー自体の距離は縮まってきている様子。ただ、松島は「『オレを置いていかないで！』ってあせるときもあるけど、いずれはみんなを引っ張っていけるような男に成長してみせるからね」と、格差を自覚しているような意味深な発言をし、事態がそう短期間には解決しないような雰囲気を漂わせています。

ファンとしてはこの状態がいつまで続くのか、さまざまなウワサが飛び交うのを横目に非常に不安になりますが、菊池はファンに向けて、次のような苦言ともとれるメッセージを送っています。

「オレらのプライベートを想像するのはかまわないけど、それをホントのことのように人に言っちゃうと、間違って事実として聞いちゃう人もいるからさ。わざと言いふらすような人は、オレらのファンには絶対いないって信じてるよ」

菊池は「プライベート」と言っていますが、これはSexy Zoneの活動や方向性の話にも言えること。ファンの多くはアイドルの発言を信じたいと思っているので、一刻も早く「格差」がなくなり、ファンの不安が解消されることを願ってやみません。