12月25日に新曲「Ride With Me」をリリースするHey! Say! JUMP。同曲は山田涼介主演で、有岡大貴も出演するスペシャルドラマ『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』（日本テレビ系、2014年新春に放送予定）の主題歌で、JUMPにとっては11枚目のシングルになります。07年11月に「メンバー全員が平成生まれ」という衝撃のデビューを飾った彼らですが、知念侑李が11月30日に20歳の誕生日を迎えると、現在活動中のメンバー全員が成人に。さらにグループは今年に入ってからジャニーズ事務所の副社長・藤島ジュリー景子氏の管轄となり、活動に変化が見られてきたようです。



「もともとジャニー喜多川社長のお気に入りメンバーを集めて結成されたJUMPは、近年はどちらかというとSMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏の元で仕事が振られていました。08年にはSMAPのメンバーが、JUMPが出演する舞台『SUMMARY』を観劇したことが“異例”だと話題になり、11年にも中居正広がJUMPの東京ドーム公演のステージに飛び入り参加したこともありました。ところが、今年の6月に事実上の冠番組だった『ヤンヤンJUMP』（テレビ東京系）が終了したのと同時期に、嵐や関ジャニ∞などの“ジュリー派”との仕事が急増。最近の出演番組の傾向からも、JUMPがジュリー派に入ったことが明白になっています」（ジャニーズに詳しい記者）

冠番組は終了してしまったJUMPですが、最近ではファンの驚きが続くほどに、個人活動が活発化しているのです。現在放送中の関ジャニ∞・錦戸亮主演ドラマ『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』（フジテレビ系）にも出演している知念が、来年公開予定の映画『超高速！ 参勤交代』で時代劇デビューを果たすことが明らかに。公開された写真を見たファンは「中剃りのかつら姿が似合う」「凛々しい」と、立て続けの大仕事決定に歓喜しています。

知念の映画が発表される少し前には、八乙女光が来年1月スタートの深夜ドラマ『ダークシステム恋の王座決定戦』（TBS系）に、単独初主演することが発表されたばかり。八乙女は、ヒロイン（玉城ティナ）に片思いするモテない主人公を演じ、その恋敵としてメンバーの伊野尾慧も出演します。

その伊野尾は、これまでなかなか個人仕事に恵まれませんでしたが、今年は明治大学理工学部卒という“インテリアイドル”の肩書きを活かし、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』（テレビ朝日系）に出演したほか、10月から始まったダウンタウンの新番組『100秒博士アカデミー』（TBS系）にも、薮宏太とともに準レギュラー出演中。ジャニーズ事務所では、青山学院大卒のNEWS・加藤シゲアキが小説家デビューするなど多方面で活躍するインテリタレントも増えているだけに、伊野尾の今後の活動にも注目が集まります。

伊野尾と同じく“インテリ路線”では、早稲田大学人間科学部在学中の薮も『100秒博士アカデミー』だけでなく、12月7日からスタートする舞台『JOHNNYS' 2020 WORLD』に出演が決定。メインはA.B.C-ZとSexy Zone（佐藤勝利・中島健人・菊池風磨）ですが、JUMPからは初演に続いて薮のみが帝国劇場のステージに立ちます。

また、08年に出演した『ごくせん』第3シリーズ（日本テレビ系）などの演技が「びっくりするくらいヘタ」「ヒドイ棒読み」と、散々な言われようだった高木雄也は、滝沢秀明主演のスペシャルドラマ『HAMU－公安警察の男－』（フジテレビ系、新春放送予定）への出演が決定。滝沢とは公安部特殊班の同僚だそうで、「IT関連に精通しており、情報処理、分析能力に優れている」という役どころ。さらに高木は1月スタートの関ジャニ∞・大倉忠義主演ドラマ『Dr．DMAT』（TBS系）で、東京消防庁ハイパーレスキュー隊員役を演じることも明らかになっていますが、成長した演技を視聴者にアピールできるでしょうか？

そのほか、中島裕翔は11月30日放送のKAT-TUN・亀梨和也主演『東京バンドワゴン～下町大家族物語』（日本テレビ系）の第8話にゲスト出演しますが、今後の大きな仕事は現段階では発表されていません。ファッション雑誌「FINEBOYS」（日之出出版）のレギュラーモデルを務め、高視聴率で話題となったドラマ『半沢直樹』（TBS系）の第1部で注目を浴びただけに、今後もオファーが続きそうな予感です。

岡本圭人も個人でバラエティー番組『モウソリスト』（フジテレビ系）に出演するなど、それぞれに活動を広げているJUMP。ファンの間で期待されているのはメンバー全員での冠番組ですが、個々に力をつけた彼らはさらに強いグループになりそうです。“顔面偏差値が高い”と言われ、王道アイドル路線を歩んできた彼らですが、今後はどんな快進撃を見せてくれるでしょうか。