嵐・櫻井翔がMCを務める『今、この顔がスゴい！』（TBS系）。2月6日放送回にはKAT-TUN中丸雄一が出演しました。バレンタイン直前のこの日、番組では男性ゲスト陣が女性たちの恋愛テクニックを徹底検証。肉食系代表として平成ノブシコブシ吉村崇、インテリ系代表としてメンタリストDaiGoらが出演するなか、中丸は草食系受け身男子代表として登場。すると櫻井が「KAT-TUNにも草食系いたんだね。みんな肉食だと思ってた」とツッコみます。しかし中丸は動じることなく、まぶたを掻きながら「（肉食系は）みんな辞めていきましたよ」。もはやKAT-TUNにとってメンバーの脱退は持ちネタのひとつです。



「上目遣い」や「ギャップを作る」など、次々と明かされる女性たちの恋愛テク。しかし「一番美味しい！」「一番おもしろい！」など、“一番”という言葉で男性を持ち上げるというテクについて中丸は、「『今までの男性の中で一番』って言われると『何人いたの？』って思っちゃう」と拒絶反応。一方で男性からは「重い」「豚汁の方がいい」などと不評な「手作りチョコ」に関しては、ゲストの中で唯一中丸だけが「あり」としました。けれども「サクっと作ってもらったものだったらうれしいと思いますね」とのことで、手をかけすぎるのはNGだそう。難しいですね。

また一般人男性代表、サバンナ・高橋茂雄は「これをやったら本気にはならない」という女性のNG行動を紹介します。「パーティーにちょこちょこ顔出した時点で一般男性からしたらハイさよなら～ってなります。ほんでそういうとこでテキーラ飲む子は、僕ダメです」と言うと、中丸も「すごくわかります。パーティーって単語を出した時点でちょっと嫌ですね」と顔を歪めながら共感。軽そうに見える女子は絶対的にNGのよう。

さらに中丸は、男性ゲストたちが攻略法を伝授するコーナーで、自らVTRに主演。草食系男子がグッと来る女性の行動を明かしました。VTRは、バレンタインデーに気になる女子から公園に呼び出されるという設定で始まります。遅れて登場した彼女の服装は、膝丈の黒いプリーツスカートにダッフルコート、それからざっくりしたロングマフラーというもの。中丸によれば草食系男子が好むのは膝が隠れるくらいのスカート丈。全体を「シンプル清楚」に固めるのが良いのだそう。というのも、「僕としては、ファッションで個性をあんまり出されてもどうして良いかわかんないんですよね」。個性的ファッションの女の子に動揺する中丸の姿は容易に想像出来ます。

その後中丸は「草食系男子が落ちる行動」を次々と紹介。その1は「ふとした会話中、3秒以上見つめられる」というもので、実際にVTRで見つめられて固まる中丸にスタジオの出演者たちは爆笑。「ダメだな中丸！」「これ（悪い女性に）引っかかっちゃうタイプでしょ」と散々な言われようです。その2は「携帯電話の写真を見せてくれる」。写真を見せるなんて簡単なことに思えますが、「これって実は、女性側は『私の過去はすべてさらけ出します』と。『あなたと共有しても良いんです』ってことなんですよね、たぶん」「受け身系男子っていうのは、気になることとかも聞けないことってあると思うんですよ。だから見せてくれるとすごくうれしいし、これは絶対にドキッとすると思います」と分析。草食系男子とはこうして少しずつ信頼関係を築くのが良いようです。

VTR中の2人は夜の散歩へ。そこで紹介された3つ目の「草食系が落ちる行動」は、なんと「1つのマフラーを2人で巻く」でした。彼女から「寒くない？」と聞いてもらった上で彼女のロングマフラーを一緒に巻くのが理想らしく、これにもスタジオは「ベタだなー！」「歩けないじゃん！」「情けないな～」とブーイング。しかし中丸は「異性にそれぐらい積極的なことをされたら、『チューボー』風に言うならドキっと数は『星、3つ！　いただきました』っていうぐらい強いものですよね」と堺正章の真似をしながら解説。が、恥ずかしかったのか自分で笑っていました。

そしてこの後、中丸理想のバレンタインが明らかに。彼女がおもむろに出した小箱に入っていたのは、ハート形のチョコ5つ。それぞれに「中」「丸」「大」「好」「き」と文字がデコレーションしてあります。中丸は呼び捨てされていることには言及せず「これは大変うれしいですね。形もハートっていうのが良いですよね」「結局受け身系男子っていうのは、わかりやすさっていうのが大事なんですよね」と総括してVTRは終了。

かと思いきや、中丸にはもうひとつの理想がありました。その理想は、なんと彼女からペアのストラップをプレゼントされること。しかも鍵穴と鍵というデザインであることが発覚し、スタジオの女性陣は悲鳴を上げます。さらに彼女の方から「中丸くんのことが好きなの。付き合ってください」と告白。「情けないかもしれないけど、女性から言ってもらえるっていうのは最大にうれしいですね」と語るなど、中丸に男らしさは皆無です。しかもその告白への返事までがキモさ爆発。中丸は彼女がくれたストラップの鍵穴に鍵をさし、「ガチャ」と言って回した後、「もう、オレの心の扉は、開いてるよ」とゆっくり語るではありませんか。スタジオは再び大ブーイングですが、VTRを見た中丸は「これが理想」とのこと。しかしあまりの恥ずかしさで顔面汗ダクになっていました。

この日、自身の理想をたっぷりVTRに詰め込み、全身で女性の拒否反応を浴びた中丸。サバンナ・高橋が「（草食系男子を）落とすテクニックを教えてほしいのに、すでに落ちてる状態から始まってる」とツッコむ通り、新しい恋には使えないテクばかりでした。けれどももしすでに付き合っている彼が草食系ならば、中丸直伝のベタなテクが、素晴らしい効果を発揮するかもしれません。