＜アイドル誌チェック!!＞

「MYOJO」2014年4月号（集英社）、まずはSexy Zoneのページから見てみましょう。「何着る？　何する？」をテーマに、メンバーそれぞれがセルフコーディネートをしながら、ファッションにおけるこだわりポイントやファッション遍歴を語っています。王子様キャラの中島健人は「パリジャン」をテーマに、赤のロングコートと首回りが変形しているカットソー、ステッチが印象的なパンツでキレイ系にまとめています。佐藤勝利は、グレーのダッフルコートに差し色として赤のニットをちら見せ、ベージュのブーツで全体的に落ち着いたトーンながらも暗くなりすぎず、かわいらしさを残したコーディネートに。松島聡は、革ジャンにパーカー、カーゴパンツとかなり男っぽい仕上がり。最近は、表情もグッと男っぽくなってきたので、コーデがバッチリハマっています。



そんな中、ダボっとしたジャージー素材のセットアップを着て、アンニュイな表情を浮かべているのは菊池風磨。菊池が大きめのシルエットの洋服を好むのはファンには知られているところですが、高校時代は「学ランのズボンまでもダボダボにしてた」と、流行とは違う独自路線を歩んでいたよう。「買い物するとき、“ハヤってる”とか“セールの時期”とか全然考えないんだよね」「『じつは自分も買ったんですけど～』とか言って、すすめてくる店員さんが超苦手。“テメーが持ってるなら、むしろいらねーから”と思いつつ、『あー…ハイ」ってニガ笑いで立ち去ってくるの」と、昭和の大スターのような豪快な買い方＆オリジナリティ追求型であることを語っています。ファンからは「赤西仁気取り」、ジャニーズの先輩からは「中2」とからかわれる菊池ですが、洋服一つでもイキっているところが、むしろファンの母性本能をくすぐるのかもしれません。

一方、かなりしっかりした経済観念を持っているのが、マリウス葉。「買い物は、基本的にセール中をねらっているから、あんまり流行ものを敏感に取り入れるほうではないかも。特にアウトレットのセールって、本当に楽しいんだよ♪　すでに安くなっているものが、さらに安く手に入れられるからね！」とのことで、両手いっぱいに買い物袋を持つのが好きなんだとか。多くの人はマリウス同様、お得に買い物ができるとテンションが上がりますよね。「着なくなった服は友だちの弟にあげてできるだけ捨てないようにしてるよ」と買ってからもモノを大切にするようです。アイドルという煌びやかな世界にいながら、できるだけモノを捨てないようにするというマリウスの姿勢は見習いたいものですね。

昨年放送されたドラマ『リーガルハイ』（フジテレビ系）の蘭丸役で、ジャニーズファンのみならず、お茶の間の人気も集めたKAT-TUNの田口淳之介。新年早々に行われたファンイベント『新春勝詣』では、ミニうちわやクリアファイルといった定番もののほか、田口プロデュースの「ギャグギャグメモメモメモリアルパッド」というユニークな公式グッズが早々と売り切れになり、「田口の時代が到来か!?」とネット上で話題を集めました。今号の「MYOJO」でも、田口人気にフォーカスし、田口自身に人気を実感しているのか、直撃しているのですが……。

「それ、ウチワが売り切れたってやつでしょ？　もともと俺のは生産数が少なかっただけでしょ（笑）。どうせなら、毎回売り切れる人になりたいよね。あえて生産数を亀（亀梨和也）の半分におさえて、プレミア感を出すとか（笑）」

と急上昇した人気にもどこ吹く風、かなり冷静に受け止めているようです。『リーガルハイ』の影響を聞かれても、「それもあると思うよ。ほかにもいろんな条件が重なったんだと思うけど」と言うのですが、その“条件”を彼なりに分析すると、“バラエティでザリガニに鼻を挟まれる、という体を張った仕事をしたから”ということのようです。ザリガニよりは、『リーガルハイ』の方が影響力が大きいと思うのですが……？

ほかにも今号には、1万字インタビュー「裸の時代」で、Hey!Say!JUMP中島裕翔が山田涼介にセンターを奪われ、グループ内でも「浮いていた」過去を赤裸々に告白しているページや、先日自身のラジオで後輩に「親近感を持っている」と言われたことに対して疑問を投げかけ、ファンを巻き込んだ大騒動になった加藤シゲアキが一部始終を語っているページも。テレビやラジオだけでは伝わらないアイドルの本音を、ぜひ誌面で感じ取ってみては？