＜アイドル誌チェック!!＞

「Wink up」8月号（ワニブックス）では、5月号にエントリーが紹介された「ジャニーズベストコンビ大賞！」の結果が発表されています。

1位は、同誌編集部も「本命」と語っていたHey!Say!JUMP山田涼介と中島裕翔。一時期の不仲を乗り越え、信頼できる仲間となった2人を見守ってきたファンが多いのか、「こんなドラマチックなコンビはなかなかいません！」「ただの仲良しだけではないこんなに奥の深いコンビはありません！」と推薦コメントも熱い！　8月から始まる全国ツアーでは、ステージ上でも息のぴったり合ったところを見せてくれるのではないでしょうか。



2位は意外なところで、Sexy Zone佐藤勝利とSexy 松の松島聡コンビ。べたべたくっつくわけでも仲良しエピソードを持っているわけでもなく、どちらかといえばちょっぴり距離のあることで知られる2人ですが、ファンにはその関係こそが新鮮なようで、「最近は呼び捨てで呼びあったりと距離が縮まっているところがきゅんとする」「今はまだ微妙に距離があるけど、少しずつ歩みよってる過程が見ていて微笑ましい」と今後どうやって信頼と友情を築いていくか、見届けられる楽しさを感じているよう。しかし、先日Sexy Zoneは佐藤、中島健人、菊池風磨の3人を軸とする流動的なユニットとなり、マリウス葉や松島は兄弟グループでの活動に専念することが発表されたばかり。一緒に活動する機会は減りそうですが、大人の事情に負けずに2人の関係を築いてもらいたいですね。

3位は、すっかり安定感のあるKAT-TUN亀梨和也と中丸雄一。中丸は、「ロバ丸」と呼ばれる上田竜也との仲の良さもファンにはおなじみ。ロバ丸では、上田のワガママを中丸がなだめたり言うことを聞いたりする関係ですが、亀梨との関係は、どちらかといえば亀梨が中丸に構ってほしいという構図になっているよう。推薦コメントには「亀梨くんが中丸くんを好きで、特にコンサートでは、『なかまるー、なかまるー』とかまってほしくてからんでる」という意見がありました。ただ、上位2組のコンビと明らかに違うファン視線があるのですが、それを端的に表したのが、このファンのコメント。「甘える亀梨くんの孫感、そしてそれに応じる中丸くんのおじいちゃん感がスゴイ！」。結成から13年という歴史がそうさせるのか、中丸の年齢不詳なキャラクターがそうさせるのか、2人の絡みでドキドキするというよりは、ほっこり和むファンが多いよう。これが中堅グループゆえの魅力？

Sexy 松（松島、松田元太、松倉海斗）に羽生田挙武、田島将吾といった人気Jr.が加わったページのトークテーマはダンス。新鮮なのは、Jr.からみた先輩ジャニーズたちのダンスの分析です。もともとキレのあるダンスで評価の高い松島ですが、自分のダンスは「シャカリキ系」「『必死』って感じがしてイヤ（笑）」なんだとか。松島の憧れの先輩といえばHey!Say!JUMP知念侑李。ダンスもやはり知念に憧れているようで、「知念くんみたいに、何気なく踊っているように見える、チカラの抜けたダンスが踊れるようになりたいんだ」とのこと。

松田は、憧れのHey!Say!JUMP山田について「山田くんのダンスはもう神レベル！」と絶賛し、「何がスゴイって、曲によって踊り方も変えたりするし、激しく踊ってもターンしても、まるで身体の中心に棒が刺さってるみたいに、軸がまったくブレないんだよ」と分析しています。実際に毎日ダンスを練習しているJr.だからこそ、見えてくる視点があるのでしょう。

羽生田は「KAT-TUNとか、いろんな先輩が歌番組で踊っている姿を見るけど、ムダな力が入ってなくて軽々踊っているように見えるよね」と漏らしています。松島も語っていましたが、頑張っているように見えない、というのが今のカッコいいダンスの基準なのでしょうか？　しかし羽生田は「でも昔の『ザ少年倶楽部』の映像を見たりすると、そんなKAT-TUNがめちゃめちゃガシガシ踊っていてビックリする。（略）基礎ができてないと、あの余裕は出ないんだなって」と、今は基礎を積む時期だと自覚しているよう。目標とするのは、「亀梨くんみたいにシルエットだけで誰かがわかるダンス」だそうで、たしかに亀梨のしなやかな動きはほかの誰にもできない個性となっています。基礎を学び、そのうえで個性を身につけられるか――Jr.といえども求められるダンス力は決して簡単なものではありません。

ジャニーズJr.は先輩のバックダンサーを務めるため、演技力・歌唱力よりもまずはダンス力が求められる傾向があり、ダンス力がポジションや役を手に入れる最大の武器になります。松島も松田も羽生田も憧れの先輩が同じ事務所という比較的身近な場所にいるので、そのダンス技術を盗んで自分のものとし、飛躍のきっかけにしてほしいですね。