8月10日にCDデビュー3周年を迎えるKis-My-Ft2が、7月5日の名古屋ドーム公演を皮切りにコンサートツアー『2014 Concert Tour　Kis-My-Journey』で全国を廻っています。ツアーが決定した際には、札幌ドームがない「4大ドームツアー」に対して、「札幌は集客に不安があるからではないか」という声も聞かれていましたが、8月2日・3日に行われた福岡公演では「空席が目立つ」との情報がネット上に拡散され、ファンが一時騒然としました。



7月5日・6日のナゴヤドーム公演、7月25～27日には大阪ドーム公演を終え、3カ所目となる福岡ドームでは、公演前からチケット売買サイトに出回っているチケットの値段が比較的に安価で取引きされていました。ファンクラブ公式のチケット料金は1枚7，300円ですが、公演を4、5日後に控えた7月末の時点でチケット売買サイトにはスタンド席で1枚2，000円のものも見受けられ、2，500円～6，000円代の“定価割れ”チケットが多数登場。

この状況を知ったファンから「福岡空席祭りになりそう」という心配の声が漏れる中、公演初日には会場内の写真を撮影し、Twitterにアップされた画像が話題に。それはアリーナ席に空席が目立つ写真や、スタンド席にもまばらに空席があることがわかる写真だったため、この画像が拡散されて「空席ありすぎ」「笑い事じゃないよ」「ドームはまだ早かったってこと？」と深刻なツイートが相次ぐ事態に。チケットが事前に安売りされていたことから、ファンの不安が的中してしまったと騒ぎになりましたが……。

「実際には開場内の写メを見たファンが大げさに騒ぎ過ぎたようで、公演に入ったファンからは『ちゃんと埋まってましたよ』『空席なんてまったく目立ってません』と、多くのフォローが入っています。メンバー自身も『満員だねー！』と喜んでいたそうですし、そもそもアップされた写真は開場後間もなくして撮影されたものだったのではないか、という見方が強まっています。とはいえ、ギリギリの公演間近になると、Twitter上にはスタンド席2枚連番で1，500円から交渉可能と提示する人や、中には2枚で1，000円という破格の値段で譲渡を希望する書き込みまで。ファンからも『福岡公演の“譲ります”が多くない？』と心配する声が多く上がっていました」（ジャニーズに詳しい記者）

フジテレビ系やテレビ朝日系で冠番組を持ち、CDの売り上げも好調のうえ、派生ユニット・舞祭組の誕生と、世間的には「勢いに乗っている」というイメージも強いKis-My-Ft2。交通費がかさむことで首都圏のファンから敬遠されがちな福岡ドームは、4大ドームの中でも収容人数が東京ドームの5万5，000人に次いで、5万2，000人規模の大型ドームのため、“空席祭り”とまではいかなかったものの、チケットを持て余してしまったファンが多かったのは事実のようです。

「Kis-My-Ft2はSMAPの“バーター”としてテレビ露出は十分ですし、若手のグループの中ではドームツアーができるという点でもSexy ZoneやA.B.C-Z、ジャニーズWESTとは一線を画しています。しかし、ネット上には福岡のチケット代の価格や余り方を見る限り、『確かに人気はあるけど、事務所側がドームツアーと銘打って人気の底上げをしているように思える』という内容の書き込みも。Kis-My-Ft2の人気は、首都圏や大都市集中型で、まだ地方にまで波及していないようです。“4大ドームツアー”と銘打っていることでグループが大きく見えますが、そういった意味では『人気の底上げ』と言えるかもしれませんね」（同）

一方、11月の東京ドーム公演は、チケット売買サイトで1枚2万5，000円～4万円前後、オークションサイトでは1万3，000円～3万円前後の値段でチケットが出品されています。果たして、公演直前にはどのような価格に変動するのでしょうか？