＜アイドル誌チェック!!＞

「duet」2014年9月号（ホーム社）の表紙は、Kis-My-Ft2。8月10日でCDデビュー3周年を迎え、今号の「duet」でも、リムジンの車内でパーティーしている姿などが収められています。インタビューのテーマは「SURPRISE！」。自分が考えるサプライズデートプランについての質問のほか、各メンバーともに「“サプライズだった出来事”ベスト3」を発表しています。



Kis-My-Ft2でサプライズといえば、ファンとしても思い浮かべるのは「茶封筒」ではないでしょうか。まだジャニーズJr.だった2011年2月12日、ツアー『Kis-My-Ftに逢えるde Show vol.3』の東京・国立代々木競技場第一体育館公演のMC中に、Jr.から茶封筒を渡されたKis-My-Ft2の面々。なんのことかわからずに中身を確認してみると、そこにはCDデビューを知らせる旨が書かれていたのです。メンバーも突然のことに、抱き合って喜んだり感極まって泣いたりと伝説の1日となり、Kis-My-Ft2ファンの中には毎年2月12日を「茶封筒の日」として祝う人もいるのです。

今回のインタビューでも、「まちがいなく自分の人生のターニングポイントだし、あの瞬間の驚きやうれしい気持ちは、いまでも覚えてる！」（千賀健永）、「何十年経っても、おじいちゃんになっても、あの瞬間は忘れられない自信がある！」（二階堂高嗣）、「デビューのことはいままでたくさん話してきてるけど、やっぱりこれ以上のサプライズはないかも」（玉森裕太）と、メンバー7人中5人が「“サプライズだった出来事”」の第1位に茶封筒によるデビュー告知を挙げています。

では残る2人のメンバーはどんなサプライズを1位に挙げたのでしょうか。まず、宮田俊哉の第1位は、「タマとふたりでサンタに変身♪」。大好きな玉森との思い出を回想していますが、それは「デビューはもちろんサプライズだったけど、みんなが話してくれると思うから…」という気遣いから、敢えて茶封筒のことには触れなかったようです。こういった宮田の冷静な判断は、グループを俯瞰で見てるからこそですね。宮田の心意気に敬意を表し、ファンとしてもやや食傷気味の宮玉イチャイチャエピソードをのぞいてみましょう。ある年のクリスマスに、急にオフになったメンバーたち。宮田の母親の誕生日がちょうどクリスマスだったことから、玉森と2人で「『サンタさんやろう』って、お互いの両親にプレゼントを贈りました」とのこと。宮玉の仲の良さはときにビジネスだと揶揄されることもありますが、せっかくの休みを一緒に過ごし、自分の両親だけではなく相手の両親にもプレゼントを届けにいくなんて、本当に仲がいい証拠ですね。

もう一人、茶封筒を1位から外したのは横尾渉。ファンとしてはちょっぴり複雑な心境になってしまいますが、横尾の第1位は心温まる素敵なエピソードです。

「誕生日に毎年、母親が手紙をくれるんだ。（略）最初は、便せん2～3枚にギッシリ書いてあった。あと、“生まれてきてくれてありがとう”ってストーリーのバースデー用の絵本も。“きみがいたからがんばれたんだよ”っていう絵本の文字に、母親からの言葉が書き加えてあったり…。毎年、手紙を読むと泣きそうになるし、すごく心に響くサプライズだね」

メンバーへの気遣いから「キスマイのお母さん」と呼ばれる横尾ですが、実際に愛情あふれる家庭で育ったからこそ、その愛を惜しみなくメンバーに分け与えることができるのかもしれません。宮田も横尾、人気アイドルとして多忙な日々を過ごしながらも、家族への感謝を忘れない。こういった姿勢はぜひとも見習いたいものです。

一方、メンバー同士の仲良しエピソードを語っているのが、Sexy Zone。今回はオンとオフをテーマに話しているのですが、中島健人が話すオフがファン垂涎のエピソードです。なんと佐藤勝利と、話題のディズニー映画『マレフィセント』を見に行ったのだとか。

「たまたまレコーディングスタジオに居合わせて、オレが誘われたんだ。ちょっとした予定があったんだけど、勝利のためにズラしましたよ。ふたりで地下鉄に乗って『いっしょに電車乗るのひさしぶりじゃね？』なんて言いながら移動して。映画館では、オレはバーベキュー味、勝利は塩味のポップコーンを購入。鑑賞中、勝利が食べてるのをつまもうとしたら手が触れちゃって、『あ、ゴメン（はーと）』みたいなことも（笑）」

この情景は完全にデート！　甘いひと時ですね！　ちなみにこの中島とのデートの話を、佐藤は「Wink up」2014年9月号で披露しています。実は佐藤、友人と映画を見に行こうと思っていたところドタキャンされてしまい、「チケットが余ったから、健人くんに声をかけてみたら、まさかのOK返事で」と自ら誘ったわりに戸惑ったそぶりを見せています。「ちょっとした予定をズラした」健人の心情を思うと切ないような……。そして映画終わりに食事に行った際には、ミラクルが起こったよう。

「隣のテーブルに、かなりキレイなハーフのお姉さんが座ったのね。“キレイな人だなぁ。でもどこかで見たことあるような気が…！って思ってたら、健人くんが（略）『おい、勝利！　…あれ、マリウスのお姉ちゃんじゃね？』って（笑）」

モデルとして活躍している、マリウス葉の姉・葉マリレーナと偶然に遭遇したそうです。Sexy Zoneが中島・菊池風磨・佐藤の3人をメインにした変動的なグループになると発表されてからファンもグループの先行きに不安な日々が続きますが、プライベートでの交流やマリウスや松島聡の名をメンバーから聞けることが緩和剤になるもの。3人となって初のシングル「男　never give up」の発売が延期になるなど、まだまだSexy Zoneの周辺はばたついていますが、そんな時だからこそメンバー同士のエピソードを披露して、ファンを安心させてほしいですね。