＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『ファーストクラス』（フジテレビ系、毎週水曜22時～）初回視聴率8.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

今年4月期に深夜枠で放送され、ファッション誌編集部における女の格付けバトル＝マウンティングを描いて話題になったドラマ『ファーストクラス』。その続編が10月15日にスタートしました。



前作でマウンティングを制して、インターン編集者から編集長にまで上り詰めた吉成ちなみ（沢尻エリカ）が、今作では出版業界を退き、デザイナーに転身。矢野竜子（夏木マリ）創設のファッションブランド「TATSUKO YANO」で働き始めるも、会社は経営危機に陥ります。第1話では、経営を立て直すべく雇われた敏腕クリエイティブディレクターの廣木リカ（木村佳乃）が、今年の秋冬コレクションをたった一週間で発表すると宣言。ちなみも新規デザインを提出する社内コンペに参加することになったのですが、ちなみの活躍を恐れるデザイナーの多武峰凪子（ともさかりえ）が、アシスタントの冴木大五郎（中村倫也）を使ってちなみを封じ込めようと画策。早速女の戦いが勃発します。

さて本作で『TATSUKO YANO』のパタンナーインターン・国木田久志役を演じているのが、Hey!Say!JUMP岡本圭人。今作が連続ドラマ初レギュラー出演とあって「圭人思ったより出てる！」とファンを大いに喜ばせています。前作を見ていたという岡本は「人間の裏表がよく描かれた作品だなと思ってて。人って言葉で発することと、考えてることが違うのは普通だし」と内容を冷静に分析しながらも、「あそこまで怖いのはやっぱり女性ならではなのかな。本気で『怖いな…』って思って毎回見てた（笑）」（以上「POTATO」11月号、学研パブリッシング）と、知られざる女の世界に戦々恐々としているようです。

岡本演じる国木田は「あまり仕事にやる気がなくてお金さえもらえればなんでもやっちゃうようなヤツ」（同）とのこと。第1話では国木田が、ショーの開始時間変更をスタッフに伝えず、見づらいホワイトボードに書き込みをして一騒動を起こす場面もありましたが、岡本自身も普段から天然と言われることが多いため、ファンは「岡本圭人そのまんまかよおおおおお」「いつもの圭人じゃないか！」と猛ツッコミ。劇中では得意の英語を披露するシーンもありましたが、残念ながら演技については「オカマかよ！」「岡本棒すぎる」と酷評ばかり。岡本の伸びしろに期待したいところです。

またこのドラマの一番の見どころと言えば、やはり壮絶で陰湿な女同士の戦い。1作目では8人の戦いだったのが、今作では11人にパワーアップし、しかもそれを演じるのは、沢尻を筆頭に夏木、木村、余貴美子、ともさかりえ、倉科カナ、市川実和子、小島聖、篠原ともえ、鈴木ちなみ、シシド・カフカといった気も我も強そうな女優陣。初回を見た視聴者は「なんかごちゃごちゃしすぎて頭に入ってこない」「覚えきれねーよ、登場人物多すぎ」「このドラマ脳トレになりそう」と混乱してしまったようですが、放送後の反応は「予想よりかなり面白かった」「来週も見る」との声が多数。

同時刻に放送されていた綾瀬はるか主演『きょうは会社休みます。』（日本テレビ系・初回14.3％）に視聴率では負けたものの、『ファーストクラス』の視聴を選んだ人は「こっち見てよかったわ！」「日テレとチャンネル行き来して見ていたけど、こっちの勝ち」と満足げ。前作は初回視聴率6.5％からスタートし、最終回には深夜枠としては異例の10.3％を叩き出した『ファーストクラス』。今回どれくらい数字を伸ばしてくるのか見ものです！