今期の話題作『○○妻』、東山紀之の大げさなコミカル演技は脚本家の無茶ぶり?

2015.1.20

『○○妻』公式ホームページより



<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『○○妻』(日本テレビ系、毎週水曜22時~)初回視聴率14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

「ヒガシの代表作にする」と脚本家・遊川和彦氏が語ったという、東山紀之出演、柴咲コウ主演の連続ドラマ『○○妻(まるまるづま)』(日本テレビ系)が1月14日にスタートし、平均視聴率14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました。遊川氏は『家政婦のミタ』(同)やNHK連続テレビ小説『純と愛』などの話題作を手がけたことで知られています。



ニュースキャスターの久保田正純(東山)の妻・ひかり(柴咲)は、献身的に夫に尽くす“理想の妻”。家事は完璧、正純の番組も欠かさずチェックし、厳しくも的確で愛情のこもったアドバイスを毎晩手紙につづり、正純を支えています。ある日、正純の自宅マンションで正純の母・仁美(岩本多代)の喜寿のお祝いを開くことに。正純の父・作太郎(平泉成)や2人の姉も訪れ、ひかりの良妻ぶりに感心するばかり。その数日後、作太郎が脳梗塞で倒れ、意識不明となります。作太郎が家を抵当に入れ借金をしていたことがわかり、正純と2人の姉のうちの誰かが仁美を引き取ることに。そして、正純とひかりには普通の夫婦とは違った「秘密」があり……。初回の最後には、ひかりの過去を知る井納千春(黒木瞳)が現れ、第2話と続きます。

今作について、「本当に素晴らしい脚本で読むたびに感動します」と語っている東山。「正純はとにかく真っすぐな人です。喜びとか悲しみとか、いろんな感情がジェットコースターのように1シーンに詰め込まれていて、ある意味5歳児のようなイメージで演じてます。そうすると自分の中の何かが目覚めてきて、自分でもどんどん面白くなってくるんですよ」「“大物アーティストのまねで”とかムチャぶりも結構あって、遊川さんからの挑戦状だなと。それなら思い切りやろうって物まねは練習中です(笑)」と遊川氏の世界観にノリノリの様子。柴咲も「実際に東山さんは面白いです。最初はどんな

なのか分からなかったので、こんなことまでやっちゃうの!? って驚きました(笑)」と現場はなごやかな様子であることがうかがえます(東山、柴咲のコメントはすべて「TV LIFE Premium vol.12」、学研パブリッシング)。

ところが、ネットでは「ヒガシの演技がコントみたい」「東山の演技がどうにも受けつけなかった」「どうも時代劇タッチ」「芸歴長いのにあの大根役者っぷりってある意味すごい」と、残念ながら東山の演技力を疑問視する声が多く見受けられました。その一方で、「東山は今回は遊川に言われて大げさにコミカルに演じているんだよ。コミカルな東山の演技で柴咲のミステリアスな演技が際立つようになっているんだと思う」「滑舌いいし、テンポもいい」と擁護する意見もチラホラ。

確かに、東山によるホームコメディさながらの大げさな演技と柴咲のエキセントリックな演技のコントラストこそがこのドラマのおもしろさですから、大げさな振る舞いも“あえて”なのでしょう。今後、柴咲の素性が明らかになることで、東山の演技に変化が見られるのか、それともこのままなのか、それも見どころのひとつです。W主演と言っていいほど東山も重要な役回りを演じ、ストーリーにも謎が散りばめられている本作。視聴率も上々の滑り出しで、今後の展開次第では本当に「ヒガシの代表作」となりそうです。

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