＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『デート～恋とはどんなものかしら～』（フジテレビ系、毎週月曜21時～）初回視聴率14.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

1月19日にスタートしたドラマ『デート～恋とはどんなものかしら～』（フジテレビ系）が、今クールの民放連続ドラマの中でトップとなる平均視聴率14.8％を記録しました。本作は、主演の杏と長谷川博己演じる“恋愛不適合者”の男女が、結婚を目指してデートを重ねる様子を描くラブコメディ。脚本は、堺雅人主演『リーガルハイ』（同）シリーズで知られる古沢良太氏の完全オリジナル作品で、『リーガルハイ』を彷彿とさせるクセのあるキャラクターと、膨大なセリフを早口でまくしたてるマシンガントークが見物となっています。


初回は、東大大学院卒で国家公務員として働く超合理主義者の藪下依子（杏）と、「高等遊民」を自称し本と映画に明け暮れるニートの谷口巧（長谷川）が結婚相談所を介して知り合い、横浜でデートする場面からスタート。時間をさかのぼる形で、なぜふたりが結婚相談所に登録するに至ったかを説明しています。依子は、30歳を前に父親（松重豊）から見合いをすすめられたものの、ことごとく断られてしまいます。亡き母の仏壇の前で寂しそうにしている父の姿を見て、また子どもが生まれれば国の少子化対策に貢献できると考え、自力で結婚相手を見つけるべく相談所に登録。一方、無職の巧は幼なじみが強引に登録。本人も年老いた母親（風吹ジュン）に万一のことがあれば路頭に迷うことに不安に感じ、収入が安定していそうな依子を選び出します。

ロマンチックな恋愛からほど遠い主役2人の間で、同ドラマにジャニーズとしては唯一の出演となるHey!Say!JUMP中島裕翔が演じるのは、スーツ姿でおでこ全開のさわやか青年・鷲尾豊。依子の父親と剣道の道場で意気投合したことがきっかけで、依子と知り合います。そして、依子と巧がキスをしようとしているところにいきなり割って入り、巧を投げ飛ばした上、「互いに恋愛感情はない」「結婚は契約」と言い放つ2人に対し、「結婚には恋愛感情があるべき」とアツく説き始めます。初回でははっきりとは明かされていませんが、依子にほのかな恋心を抱いているようにも見えます。今後も依子と巧の奇妙なデートを鷲尾が邪魔し続けるのか、気になるところです。

ネットでは中島に対し「演技上手かった」「無駄な正義感振りかざすウザイ役がハマってて良かった」「長台詞をハキハキと語る裕翔くんとてもかっこいい！ 」「ちゃんと滑舌良くなって役者スキル上がってて別人かと思った」「変人に振り回される普通人（でも実は変）鷲尾は、おいしい役になりそう」「長谷川と杏ちゃんと中島　3人とも長身で見映えが良かった」と評判は上々。確かに、3人が互いに恋愛観をまくしたてる場面では、上背と言葉の迫力が相乗効果となって強い印象を残しました。

2013年ごろからコンスタントに話題作に出演し、14年は『水球ヤンキース』（同）で単独初主演を果たした中島。「“月9”ってことでプレッシャーも少しあるけど、コミカルな作品だしあまり気負いすぎず、キャストのみなさんに自然に溶け込んでいきたいと思います」（「POTATO」2015年2月号、学研パブリッシング）と抱負を語っています。「月9」とはいえ、フツウの胸キュンラブコメとは一線を画す本作をどう演じるのか、鷲尾自身の恋愛は描かれるのか、期待が集まります。