これまでさまざまな番組で、半同居人の50代男性・ヒロくんの存在を明かしてきたSMAP稲垣吾郎。「精神は恋人のようなもの」「お金の管理もしてもらっている」などと発言したことから、ネット上では恋人関係がウワサされていましたが、その謎の半同居人・ヒロくんの正体が3月23日放送の特番『中居正広のISORO』（フジテレビ系）でついに明かされました。



今回番組は稲垣がヒロくんの大豪邸にISORO（居候）する様子に密着。2人の出会いは、SMAPが爆発的な人気を誇っていた1999年。共通の知人の紹介で知り合うも、ヒロくんは何度会っても稲垣に興味を示さなかったため、稲垣は5度目の食事会の帰り道、自ら「家の方向が同じだから車に乗せてほしい」とアプローチし、「僕のこと嫌いですか？」と単刀直入に質問。するとヒロくんは「ジャニーズとか苦手なんだよね」とバッサリ答えたため、人気絶頂にいた稲垣はそのクールな態度をとても新鮮に感じたそうです。この会話を機に一気に距離を縮めたという2人は、今では「週に2回ぐらい僕の家に泊まりに来て、ヒロくん専用の部屋もある」「基本的には彼の家にも荷物はほとんど置いてある。彼も僕の家に荷物がある」と、まさに恋人のような関係に。

稲垣は「お風呂一緒に入れる人って、ヒロくんしかいないですよ世の中に」と話していましたが、2人はヒロくん宅の風呂を見るなり「なんか入れる？　温泉かなんか」（ヒロくん）、「花とか。フラワーバスとか」（稲垣）とオシャレな会話を繰り広げます。ヒロくんが「ゴロチ（稲垣）しか泊まんないよ」という部屋には鏡やワインが用意され、ベッドにはシルクのシーツが敷かれるなど完全に稲垣仕様。庭には稲垣が番組の景品でもらったという薫製機があり、ヒロくんが薫製を作ってくれることになるも、ここでもヒロくんは「ゴロチ、ヒッコリーより桜のチップの方が好きじゃん。桜の時の方が、あなたはいつも喜ぶ」と稲垣の薫製の好みまで熟知。稲垣も「よく知ってるね～！」と喜んでいました。その後2人はテラスのイスに腰掛け、庭に来る鳥を眺めながらのんびり。「黙っていられる」のが、稲垣にとっては心地よい時間のようです。

しかし、食に造詣の深い2人。なんと都内から長野県佐久市まで車を走らせ、共通の友人・箕輪さんから夕食用の野菜をもらうことに。実は稲垣は、年に3～4回ヒロくんと佐久市を訪れ、その度に箕輪さんの畑の手伝いをしているそうなのです。またこの日は、ヒロくんが稲垣のためにイチゴ狩りのアクティビティを用意。中年の男性が2人でイチゴ狩りをするというのはめったに見ない光景で、加えてお互いに「あ～ん」とイチゴを食べさせ合うため、これをVTRで見ていた中居は放心状態です。

こうして帰宅した2人は、持ち帰った食材を料理し、白ワインで乾杯。「やっぱさぁ、ゴロチとじゃなきゃあんまり飲みたい人いねぇな」とヒロくんは愛の言葉を惜しまず、寝る時も稲垣に「歯磨いた？　デンタルフロスした？」「ちゃんと（布団）かけてる？」と声をかけるなど、稲垣が気になってしかたないよう。それは稲垣も同じで、ドライブ中に結婚観を語る場面では「そうだ、この（ヒロくんとの）関係があるからオレは結婚しないんだ」と断言。「僕が結婚したらさ、（ヒロくんの）部屋がなくなるじゃん」「奥さんができて、子どもができたら、来れなくなっちゃうのかな」と、結婚＝ヒロくんとの関係が終わってしまうのではないかと心配し、「それ（ヒロくん）を認めてくれるような人じゃないと僕は結婚しないと思う」「（ヒロくんは）大切な存在なのに」と発言したのです。これに対してヒロくんも「結婚しても、オレとゴロチがさ、キッチンで楽しそうに作ってることに、嫁さんが疎外感を感じる。最悪なパターンじゃない？」と発言するなど、妻を差し置いても稲垣との関係を失う気はないようです。

こうして番組終盤にはヒロくんがスタジオに登場し、ついにその顔を披露します。ヒロくんは稲垣との関係を「学校帰りに男2人とか3人で遊ぶじゃないですか。その感覚」と語り、ヒロくんの妻である元タカラジェンヌ・三城礼も、稲垣を「長男のよう」と我が子のようにかわいがっているよう。またヒロくん一家は稲垣の家族とも仲が良いことが判明し、その関係は視聴者が想像するより、ずっと深いものであると判明したのでした。

稲垣の謎の同居人がついにベールを脱ぐとあって、放送前から話題になっていた今回の放送。視聴率は15.2％（ビデオリサーチ調べ／関東地区）を記録し、SNS上でも「世界が広がって楽しそう」「吾郎さんとヒロくんさんの関係っていいなぁ」「正直うらやましい」との声が上がるなど大反響。年齢も社会的な立場も異なるのに、童心に戻って心を許す稲垣とヒロくんのような濃密な関係に憧れる人は少なくないのかもしれません。