＜アイドル誌チェック!!＞

ファンやメンバーから「ロイヤル千賀」「千賀財閥」と呼ばれるなど、すっかり“金持ちキャラ”が定着しているKis-My-Ft2千賀健永。そんな彼が「Wink up」2015年6月号（ワニブックス）で、キャラ続行の危機感を告白しています。



千賀、宮田俊哉、二階堂高嗣によるフリートークで構成された今回の誌面。それぞれの交友関係を明かした後、二階堂は千賀の買い物に付き合った時の話を始めました。千賀は音楽バラエティ『UTAGE』（TBS系）をきっかけにピアノを始めたようで、その練習にあたってか、二階堂と一緒にピアノを買いに行ったよう。しかし二階堂は、値段を見て悩んでいる千賀を「そんな千賀は見たくない」と言い、なんと「予算倍のやつ、買わせてやった（笑）」とのこと。この話を聞いた宮田は「たしかに、千ちゃんは、キスマイの『金持ちキャラ』だもんな。値段で悩むなんてありえない（笑）」と、二階堂の言動に共感します。

それもそのはず、千賀の父親は先代から受け継いだ広告会社を経営、母親は元モデルで化粧品会社社長とウワサされており、「小学生の時、欲しかった『遊☆戯☆王』のカードを2万円で買った」「習い事を9個もしていた」「小さい頃から海外旅行へ行っていた」「おばあちゃんが6階建ての家に1人で住んでいる」「木箱に入った肉を持ってBBQに来た」など“金持ち”エピソードは数知れず。“金持ちキャラ”として浸透するのも納得ですが、しかし千賀はこのキャラをプレッシャーに感じているようなのです。

千賀は「あなたたちはハードルを上げすぎる傾向にある（略）だからオレも…つい盛って話しちゃう（笑）。言ったあとに“やべぇ、これ載っちゃう”ってドキドキする」と、実は事実に色をつけていることを自白し、「“豪邸です”とか言ってさ、ホントにテレビとかで紹介することになってみ？　見た人“何これ。普通やん！　豪邸って意味わかってる？”ってなるべ（笑）」とキャラ崩壊を恐れているよう。

千賀はラジオ番組『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』（文化放送）でもこのことに言及しており、「オレ、（話を）盛ってることがある」「オレすっげー金持ちみたいな印象あるけど、そんなめっちゃ金持ちじゃない」とキャラを否定。メンバーから「ふざけんなよ！　何年だましてんだよ！」「今までのキャラ返せ！」と怒られますが、千賀自身「オレは別に“金持ちだから”っていう気持ちで言ってるわけじゃないの。ただ客観的にそう言われることが多い」と、決して自ら“金持ちキャラ”を仕込んだわけではないと主張。周囲に乗せられるがまま発言してきたことを反省もしており、「ぶっちゃけ、後戻りできなくなった部分はある」「マジで金持ちの人に申し訳ない」とまで話していました。

また千賀同様“金持ちキャラ”なのが、ジャニーズWEST中間淳太。祖父は会社社長で、「家族のマカオ旅行では最高級スイートに宿泊」「玄関は大理石」「100円ショップに入ったことがない」などの“伝説”を持っています。ところが宮田いわく「淳太も、たまにそういうキャラがイヤになることがあるらしいよ（笑）。“もう、このキャライヤや！”って叫ぶことがあるらしい（笑）」とのこと。すっかり“金持ちキャラ”に振り回されている2人ですが、二階堂から「金持ちキャラってやなの？　イヤなんだったら、これからもう（チカラ込めて）いっっっっっっっっさい言わないよ？」と追いつめられると、「そう言うなよ～」とキャラを失いたくはない千賀。この座談会でも「千賀んちって、全部大理石なんでしょ？」（二階堂）との問いに「え、あ……う、うん」と頷き、「千賀んちは何十LDK？」と聞かれれば「11！　…おばあちゃんちがね（笑）。おばあちゃんちは家の中にエレベーターもついてるから！」と、聞かれてもいない「おばあちゃんち」について答えてしまうなど、まだまだ話を盛り続けています。

フリートークの最後には、メンバーに「“ウソじゃん”ってならない程度、ほどよい感じでお願いします（笑）」と話を誇張しすぎないよう釘を刺し、「読者の人も、テレビでそういうネタを見ても“がんばってるわね”、そんな優しい目でオレのことを見守ってくれたらうれしいです（笑）」と、発言を真に受けすぎないよう促していた千賀。“金持ちキャラ”に翻弄されることなく、上手に生かしていけるといいのですが……。