ファンが好きなタレントに直接気持ちを伝える方法といえば「ファンレター」。しかし返事が返ってくるという保証はなく、実際のところ本当に目を通しているのかは確証を持てません。感想もなかなか伝わってこないため、ファンにとってはファンレターはとても気になるところ。そんなファンレターについて、発売中の「Wink up」2015年7月号（ワニブックス）でジャニーズWESTが語っています。



デビューから1年。最近のファンレターでは、褒められることが多いという彼ら。ファンから寄せられた「仕事が増えてきてうれしい」との喜びの声に、重岡大毅は「もっと仕事を増やさな！」と頑張る気持ちをもらっているんだそう。また以前はファンから「姿勢が悪い」とダメ出しをされ、悩み過ぎて猫背を治すサポーターを買ったこともある中間淳太も、最近は「ダンスキレイです。指先まで意識してますね」と褒められ、「意識してることを言われるとすごくうれしいよね」「ほめられたら喜んで伸びるタイプやって、だいぶわかってくれたんやと思う（笑）」と、ファンが自分の性格を理解してくれたことを喜んでいるよう。そして意外にも「やせなくていいです」「今めっちゃカッコよくなってます」など、容姿を褒められているのが桐山照史。昔からファンレターでは「どうやったら照史くんみたいにおもしろくなれますか？」と聞かれるなど、好意的な意見が多いようです。

一方でいまだにファンからダメ出しされているメンバーも。「昔も今もダメ出しはあって、読んだら素直に腹が立つ」と話すのが神山智洋。しかし「ほめてもらうよりも『何くそ！』って奮起できるからありがたい」と厳しい意見もしっかり受け止めているようで、藤井流星も「MCでしゃべってください」とダメ出しされたのを、「そう言われてもしゃべれないんだよ、努力してもしゃべりはそんなにうまくなんないんだよ」と思いながらも意識しつづけたそうで、今では「『しゃべりがうまくなったね』って書いてもらえるからうれしいね。昔、『もっとしゃべって』ってみんな書いてくれてよかった」と素直に感謝の思いを語っていました。

その反面、ダメ出しにも一切動じないのがグループ最年少の小瀧望。「ちょっとまえによくあったのは、『ダンスをもっとしっかりしたほうがいい』って。『ええじゃないか』とかの振りで、（中略）ふわっとやってたんですよ。そこから“省エネダンス”って呼ばれてるみたい（笑）。年上がすごいがんばるから逆にオレが目立つのよ（笑）」と、気にする様子はありません。

一方自らダメ出しを求めたのが濱田崇裕。以前は単に「カッコよかった」と褒める手紙が多かったそうですが、ある時「日々高めていきたいから、アカンなって思ったことも書いてほしい」とファンに伝えたところ、「この曲はもっとこうしたら」「◯◯とからむダンスが負けてますよ」と厳しい意見も寄せられるようになり、「ここは自信持っていいところ、ここはもっと前にでていかなアカンところ、と客観的にわかるようになった」とか。天然キャラ・濱田の意外な向上心に驚かされます。

そんな濱田が最も印象に残っているというのが、あるファンから送られてきた手紙。「今度、病気の治療のために海外に行きます。濱田くんのDVDやテレビ番組を見ていつもがんばってました」という内容に、濱田は「絶対デビューしよう！」と決意を新たにし、その手紙はいまだに特別な場所に置いてあるそうです。濱田が「その子がそのあとどうしたか会ってみたいなぁ」と気にかけるそのファンのためにも、今後も活躍する姿をたくさん見せてほしいですね。

タレントたちにとっても大きな原動力となっているファンレター。先日女性タレントとのスキャンダルが報じられたKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔も、写真週刊誌に撮られた際ファンレターを手にしていたことが話題になりました。藤ヶ谷は雑誌のインタビューでたびたび「ファンレターは全部読む」と公言し、「たまに“私のは読んでくれていないと思いますけど”とか書いてある手紙に出くわすと“うわ、この人、油断してるわ～”って思う（笑）」と語っていますから、まだ書いたことのない方はぜひ一度、その思いをしたためてみてはいかがでしょうか。