7月29日放送の『ザ少年倶楽部 サマースペシャル2015』（BSプレミアム）に、Kis-My-Ft2が出演。「今夜はたっぷりキスマイ伝説！」と題し、共にジャニーズJr.時代を駆け抜けた戦友・A.B.C-Zと懐かしい映像を振り返りました。



Kis-My-Ft2が番組に初登場したのは2006年4月9日放送回。初登場シーンを見た二階堂高嗣は、実はグループ名の「2」が「.」だった時代があったと話します。Kis-My-Ft2というグループ名がメンバーのイニシャルから付けられたことはよく知られていますが、二階堂は「取材で、みんなそれぞれ（名前の）頭文字を持って写真撮ってたの。オレだけ『.』で。『ボク、ドットなんですけど』って言ったら『まだ決定じゃないからちょっと待とうか』って」と、自分が「.」であることにかなり戸惑ったよう。しかし当時はデビュー前のため、この日MCを務めていたジャニーズWEST桐山照史は「どっちのグループに入ってもおかしくなかったんでしょ？　塚ちゃんがキスマイに入ってる可能性も（あったのでは）」と指摘。塚田僚一と同じイニシャル「T」の玉森裕太は「オレ、いなくなってたかもしれない」と頷きますが、これを聞いていた河合郁人は「いや〜ダメだろ。キスマイに玉いなくて塚ちゃんだったら、絶対売れないぞ！」と爆笑。確かに玉森のいないキスマイも塚田のいないA.B.C-Zも、もはや想像がつきません。

またメンバー同士、今だから語れる本音もありました。二階堂は「ローラー（スケート）を教えてくれたのがほぼ横尾（渉）さんだったの。でもめっちゃヘタなんだ！」と発言。「荒いしヘタだし、なに言ってるかわかんないから（笑）」と、その滑舌の悪さも手伝って苦行を強いられたよう。しかし当の横尾は「オレ、ローラーだけは一番上手い自信あったよ！」と反論。その後二階堂は「教え方がヘタだった」と訂正していましたが、横尾が鼻の下に汗をかきながらムキになる様子に「良い感じ！　久々に渉プチッと来てる（笑）」（河合）と、スタジオは沸いていました。

さてこの日は数々の秘蔵VTRが流れたわけですが、それに対し「良い思い出だったと思える？」とメンバーに意味深な質問をぶつけたのが玉森。「オレねぇ、見てて全部『寒いなぁ』って思っちゃったんだよね……」「『気持ちワルッ、オレ』みたいな」と、顔を歪めながら正直な感想を打ち明けます。今ではムードメーカー的存在の二階堂も当時は「オレまったくガヤガヤしないし、しゃべりもしないし」と尖っていたことを認め、また河合も過去のMCを見て「ひどかった。気持ち悪くなかった？　ただ調子に乗ってる」と恥ずかしがり、「今のJr.とかさぁ、チャラチャラっていうかイケイケな感じで喋ってるの見ると『もっと丸くなりゃいいのに』と思ってたけど、自分もそうだったんだ」と振り返っていました。

ジャニーズJr.時代、同番組のみならず先輩のライブや舞台で共演することも多かったKis-My-Ft2とA.B.C-Z。そこにはさまざまな思い出があるようで、塚田は「オレ結構ケンカしてたよ！」と言い出します。先輩のコンサートツアーに出演するため飛行機で移動した際には、疲れて寝ている塚田の背もたれを千賀が何度も蹴ったため、怒り心頭。「『やらないでって言ったじゃん！』って言って肘掛けをドンってやったの。そっからもうスイッチ入っちゃったの」と話すので、殴り合いのケンカにでも発展したのだろうと思いきや「もう一日、口聞かない！」と塚田。北山は「塚ちゃんはね、口聞かないのが怒りのピークなんだよね」と笑っていましたが、この発言にはTwitter上のファンからも「かわいい」との声が続出しました。

またメンバーからは、禁断の楽屋ネタも飛び出します。「言えない話の方が多いんじゃない？　全裸で走ったりとかさ（笑）」と北山が話すと、「全員床に寝てるの。それを裸のローラースケーターの玉森さんがオレらの上をジャンプするの」と二階堂が続け、さらに「北海道の外に全裸で出たり（笑）」（河合）、「座布団で全裸でダルマ落としやって、自分で跳んで一枚ずつ抜いていくの。一番下にオレのパンツが入ってるの。それを手に入れないとステージに出れない（笑）」（宮田俊哉）などと裸ネタは尽きず。ファンからは“エビキス”と呼ばれ愛されている彼ら。「グループ（それぞれ）っていうより、2グループの楽屋の話めっちゃあるからね」（河合）、「その話だけで2時間半ぐらいイケるよね！」（藤ヶ谷太輔）と最後まで仲の良さを見せつけていましたが、テレビでの共演はもとより、舞台やコンサートで共演してくれるのを心待ちにしているファンは多いのではないでしょうか。