11月24日に放送された『ベストアーティスト2015』（日本テレビ系）内で、KAT-TUNの田口淳之介が突然KAT-TUN脱退＆ジャニーズ退所を発表し、大きな話題となっている。ネット上はもちろん、ニュース番組などもこの話で持ちきり。11月29日に30歳の誕生日を控え、将来を考えてとのことだが、脱退＆退所という答えを出すに至ったヒントが、23日深夜に放送されたラジオ番組『KAT-TUNのがつーん』（文化放送）にあったように思う。



　この日の放送では「ともだち」をテーマに話が進んでいた。「中丸くんの友人って、僕の中ではもうまっすーっていうイメージなんだけど」と田口が語るように、中丸とNEWSの増田貴久は同期で仲が良く、今年で17年の付き合いになるという。中丸いわく「あのころって、オーディションを連発してたじゃん」とのことで、他にもKAT-TUN亀梨和也、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔、A.B.C-Z塚田僚一など中丸の同期は多いよう。「塚ちゃんとか最近弾けてるらしいね。でも昔っから塚ちゃんはそういう部分あったよね」（中丸）、「ツアーとかでも、塚ちゃんいじりとかあったじゃん」（田口）など、同期話に花を咲かせていた。

　一方、中丸に同期について質問された田口は「いないんだよねー。かろうじてA.B.C-Zの河合（郁人）が1週間ズレくらい？　あとちょっと上になると、シゲ（NEWS・加藤シゲアキ）とか、内（博貴）とか。同期多いって羨ましいですよね」と、どことなく寂しそうに発言。同期の多い中丸に対し、田口の同期は少ない。もしかすると、今回のことをジャニーズ内で相談できるメンバーがおらず、独りで考え抜いた結果として脱退＆退所という選択をしたのかもしれない。

　この日の放送は、『ベストアーティスト2015』の前日ということもあり、番組冒頭では「（出演が）楽しみだね」と明るく話していた田口。『ベストアーティスト2015』放送翌日に、TOKIO国分太一が朝の情報番組『白熱ライブ ビビット』（TBS系）で話したところでは「発表数日前、ギリギリまでメンバー同士で話し合いを続けていたようだった」とのことで、ラジオ収録の時点ではまだ発表をするつもりがなかったのかもしれない。とはいえ、突然の脱退報告はファンの心に大きな傷を残してしまった。