Hey!Say!JUMP!中島裕翔、「アイドルだからってなめんじゃねぇぞ!」と熱い心意気

2015.12.15

ドラム叩けて、ひょっとこのお面被るジャニーズなんてそうそういないよ!

 Hey!Say!JUMP!の中島裕翔が、『Hey!Say!7 Ultra JUMP』(文化放送)の12月10日放送回で、ドラムへの熱い想いをぶちまけた。



 リスナーから寄せられた音楽関係の相談について中島が答えていく「ユートビート!」のコーナーで、「ドラムソロのパートについてアドバイスをもらいたい」という手紙が読まれると、中島は、リスナーが1歳下ということを知って「(自分のようなドラマーから)そんな勉強なんてね。(実力はリスナーと)変わんない!」と謙遜する様子を見せた。しかし、自分のプレイがドラム勉強の一環として捉えられていることはまんざらでもないらしく、言葉の端々には嬉しさがにじんでいた。

 昨年の2014年6月にリリースしたHey!Say!JUMP!のサードアルバム『smart』には、「ゆーと叩いてみた。」という中島のドラム・ソロの曲を収録している。同曲に関して山田涼介が、「月刊ソングス」(ドレミ楽譜)2014年7月号で「どんだけレベル上がってんだ!って話です」と語るなど、中島のドラム上達ぶりはメンバーも舌を巻くほどだ。

 中島は「レコーディングはビックリするぐらい緊張したんだよね」と、当時の心境を明かしつつ、「エンジニアさんやディレクターさんと相談しつつ、“どうやったら楽しい感じが出るか?”ってことを追求して」と、自らの工夫についても語っている。結果として、その場で自分の中から浮かんできたフレーズを取り入れた、ライブ感のある仕上がりになったという。

 かつては趣味の延長だったというドラムだが、今回の放送では、「やっぱりどっかこう『すげえ』って思わせたい。やるからには意表を突いてやりたい、『アイドルだからってなめんじゃねぇぞ』みたいな(気持ち的には)アウトローな、アナーキーな感じから入るんですけど」と、淡々とした口調で熱い想いを述べた中島。リスナーに対しても、「自分の好きなフレーズを入れてやるのがいいと思う。“自分らしさ”っていうのは大事ですよね」とアドバイスしていた。さらに中島自身も、「そこを僕もちょっと出していきたくて、“中島裕翔のドラムはこれだ”みたいなのがなんかひとつ見つかるといいな」と自分のスタイルを追求していく姿勢を見せた。

 ジャニーズのドラム奏者というと、TOKIO松岡昌宏や関ジャニ∞大倉忠義の名も挙げられるが、中島が2013年11月16日に放送された『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)に出演した際は、大倉へ“リズム感対決”の挑戦状を送っている。当時、ドラム歴10年以上だった大倉に比べ、中島は6年。大倉が以前、他の出演者との対決で負けた難易度の高い曲で挑むが、中島はミスを連発してしまう。ところが、泣きの1回でフルコンボを達成し、同課題曲の挑戦者の中で最高得点を叩き出した。対する大倉は先輩の意地をみせ、それを上回る高得点を叩き出し、結果は大倉の勝利に。中島は「次があるんだったら、リトライさせて頂きたいです」と、静かな闘志をうかがわせていた。

 2014年にはTOKIOがサマーソニックなどの夏フェスに出演し、実力派の歌謡ロックバンドとして音楽ファンからも高い評価を得たが、Hey!Say!JUMP!も徐々にバンドとして音楽ファンへの認知を高めていきたいところ。そのためには、中島のドラムテクのさらなる向上に期待したいところだ。

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