近藤真彦のデビュー35周年＆V6の20周年に沸いた今年のジャニーズ。所属アイドルたちの華々しい活躍の一方で、事務所を揺るがす大きな事件や、アイドルの言動が起因の炎上なども起こった。今回は年末特別企画として、2015年のジャニーズ重大トピックを前後編で振り返りたい。



【1月】メリー副社長の「文春」インタビュー、全ジャニオタに激震走る

　表舞台にはめったに登場しないメリー喜多川副社長が、22日発売の「週刊文春」（文藝春秋）に登場。昨今ファンを悩ませている“派閥”の存在を否定しながらも、SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏をインタビュー中に呼びつけ、「飯島、うちのトップは誰!?」「近藤真彦です」と言わせるなど、まさにメリー副社長の女帝ぶりがうかがえる衝撃的な内容となった。しかし、その後もSMAPとKis-My-Ft2ら飯島派と、嵐と関ジャニ∞らジュリー派がテレビ番組で共演する機会は大型音楽番組のみとなっており、“派閥”は解消されていないのが現状だ。

【2月】関ジャニ∞渋谷すばるの態度に批判殺到

　渋谷が単独初主演を果たした映画『味園ユニバース』。公開日に『ズームイン!!サタデー』（日本テレビ系、14日放送）に出演。その際、渋谷はクイズを出題されても無言を貫くなど、無表情・ノーリアクションな姿が映し出され、「偉そう」「放送事故」と炎上。ネット上には、腕を組みながらイスに浅く腰掛けて脚を伸ばす渋谷の画像が広まった。これを受け、渋谷は24日に行われた大ヒット御礼舞台あいさつで、マスコミ向けに「未熟な為に皆様にご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、今後は改めるところをしっかりと改め、大人として、プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます」という手書きの謝罪文まで配るハメに。そんな渋谷の行動とは裏腹に、同作はフランスで行われた日本映画祭『KINOTAYO（キノタヨ）現代日本映画祭』でグランプリにあたるソレイユ・ドール観客賞を受賞した。

【3月】人気舞台『Endless SHOCK』でまさかの事故が発生

　19日、KinKi Kids堂本光一主演ミュージカル『Endless SHOCK』の昼公演で、舞台上のLEDパネルが倒れるという事故が発生した。出演者＆スタッフ計6人が負傷し、夜の部は中止したものの、翌日の夜から公演を再開。早々の復帰は賛否両論あったものの、舞台のテーマでもある「Show must go on」（何があってもショーは続けなければならない）の精神で復活を遂げた。また、9月には同舞台に出演する女優・前田美波里が劇場に向かう途中に転倒し、左肩を骨折。同月の大阪公演と10月の博多座公演を降板し、代役は少年隊・植草克秀が務めた。16年は事故などもなく、無事に公演が終了することを祈りたい。