今年のはじめ、“SMAP解散・分裂報道”を機に、ジャニーズファン以外の一般層にもその存在が明るみになった、ジャニーズ事務所の派閥問題。嵐・NEWS・Hey!Say!JUMPなどを手がける藤島ジュリー景子副社長（ジュリー派）と、SMAP・Kis-My-Ft2、Sexy Zoneなどを担当していたSMAPのチーフマネジャー飯島美智氏（飯島派）のグループに分かれており、大型歌番組を除いて別派閥のグループが共演することは稀。



　そんな状況が大きく変わり始めた、とファンの間で話題になったのが、4月13日に開催された『“東京ドームに全員集合”みんなにサンキュー！ ジャニーズ野球大会』である。V6坂本昌行、嵐・二宮和也、Kis-My-Ft2横尾渉、A.B.C-Z河合郁人・塚田僚一ら派閥を超えてジャニーズタレントが一堂に会し、イベントを盛り上げた。今後はテレビなどでも派閥を超えた共演が増えるのではと期待が高まっていたところ、さっそく実現した。

　5月5日に放送された『VS嵐』（フジテレビ系）に、SexyZoneが対戦相手として登場。彼らは5月14日から始まる『リオ五輪バレーボール世界最終予選』のスペシャルサポーターを務めるということで、その宣伝を兼ねて出演。番組内では嵐とSexyZoneの和気あいあいとした絡みが多く、視聴者を楽しませてくれた。

　1回戦の「バウンドホッケー」で番組の雰囲気を問われた菊池風磨は、「テレビで見てたところだ！　って感じですね」と、率直な感想を伝えた。そして、櫻井翔は嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」の作詞を菊池の父が務めたことを紹介。松本潤はそれについて「お父さんが作詞した曲を、オレらがカッパみたいなの着て踊ってた時は、子どもながらにどう思ったの？」という質問を投げかけると、菊池は「ジャニーズってこういう感じなんだな」と、複雑な思いであったことを告白していた。また、嵐のメンバーはやたらと「Sexy」を連呼。「バウンドホッケー」では、相葉雅紀が「見せますよSexyホッケーを」と気合を入れ、二宮和也は「300Sexy（300点）ぐらい取りますよ！」と宣言。その後も嵐メンバーは「Sexy」というフレーズを多用しており、相当気に入っていた様子。

　2回戦の「ピンボールランナー」では、マリウス葉が菊池に貸したゲーム機が返ってこないことについて、ゲーム好きの二宮に相談が持ち掛けられた。すると二宮は先輩らしく「おじさんが買ってあげるから」と太っ腹な提案をする。SexyZoneチームの勝利が条件となったのだが、二宮は「嵐からプレゼントしてあげる」と言い直し、他のメンバーからツッコミを浴びていた。